2012.05.27 Sunday 08:51
ミニスピ選手権2012初夏
五月も下旬を迎えたある日、Kuniの自室で密かに【ミニスピ選手権2012初夏】が開催されました。前回行われたような公式選手権と違って参加者はKuni1名のみ。その様子を報告します。
今回は口径8cm以下のユニットを使用した自作系スピーカー2台にスペシャル・スピーカー1台が加わった計3台のユニークなフルレンジ小スピーカーの対決=比較試聴会となります。
A.タイムドメインmf Air
ユニットサイズ:5cm(元富士通PC付属品をアンプレス化)
外付アンプ:TU-894 真空管アンプ
アンプ定格出力:0.7W+0.7W
B.生鳴り(きなり)スピーカー α
ユニットサイズ:8cm(元SONYラジカセ内蔵品+グランドアンカー)
外付アンプ:元富士通タイムドメインアンプ部分
アンプ定格出力:4W+4W
C.ENSOUND ハーピー Q -キュート-
ユニットサイズ:8cm
パワーアンプ内蔵
アンプ定格出力:15W+15W
3台ともACアダプター等電源面は交換、強化対策済みでの使用となっています。
ミニの名を冠しているので今回は再生機器も手元にあったパナソニックのポータブルCDプレーヤー SL-CT810 を利用します。
あとで気が付いたのですが、うちにはもう1台参加資格のあるYAMAHAのPCスピーカー YST-M15 がありました。今回は不参加ということで。
それぞれのスピーカーを都合A、B、Cと呼ぶことにします。
A、BはパッシブタイプなのでCDプレーヤーのラインアウト・ジャックから外部アンプに接続して使用、Cはアクティブタイプなのでヘッドホン・ジャックと直結して使用します。Cだけ同条件で比較できないのが残念です。
各スピーカーの評価項目はKuniの主観で選定したものであり、客観的なものではありませんのでご注意ください。
評価は5段階とし、最高のものが5.0としました。
パワー感: A 3.0、B 3.5、C 5.0
ライブ再生感。アンプの出力の差がもろに出ている感じです。
ボーカル: A 4.0、B 5.0、C 3.5
ボーカルがよく聞こえるかどうか。
クリアネス: A 5.0、B 3.0、C 4.0
インストルメンタル再生のリアルさ。
音楽性: A 5.0、B 3.0、C 3.5
聞き疲れしないサウンドが楽しめるか。
弄りがい: A 5.0、B 3.0、C 2.0
部品やアンプを交換して味わえるか。個人的な趣味の問題。
トータル: A 22.0、B 17.5、C 18.0
結果は意外な大差がついてA.タイムドメインmf Airがトップとなりました。クリアネス、音楽性、弄りがいの3項目で最高評価の5.0を獲得しタイムドメインの実力を発揮したというところでしょうか。今回アンプが真空管のだったこともプラス要因でした。
C.ENSOUND ハーピー Q -キュート-は残念ながら2位となりました。パワー感の項目で最高評価の5.0を獲得し生楽器の力強い表現力はあったのですが、アンプが強力過ぎて普段聴く音圧では実力を十分に発揮できない感じがありました。
B.生鳴り(きなり)スピーカー αは3位。ラジカセユニットのせいか低域・高域が弱い典型的なかまぼこサウンドでしたが、その分歌手の声が前へ出て聞こえボーカルの項目で最高評価の5.0を獲得しました。
冷静に考えると今回の評価は各スピーカーに付いたアンプによって左右された面も大きいかと。真空管アンプの音の滑らかさとデジタルアンプの表現力の差が出てしまった感じです。ハーピー Q -キュート-のアンプは触れませんし、弄るとその個性をそぐことになるでしょうから。
後日、チューナーにプリアンプを接続したのとハーピー Q -キュート-を繋いで音を出してみたら人の声などマイルドな音調で良い感じで聴けました。パワーアンプ内蔵だけにソースの質が音を決めるデリケートな一面があるようです。
[2012.05.28 Monday 9:10 注記]
パナソニックのポータブルCDプレーヤー SL-CT810 についてググったところ、XVIのそこはかとなく綴られ雑記さんのブログ記事―ポータブルCDプレーヤー比較―に「ライン出力はとても良い」(引用)と記載がありました。
本文に記載した通り、Cだけは本体でボリューム調整できない仕様なのでヘッドフォン出力の音で評価した分他の2台に比べて音質的にハンデがあったと言えそうです。
すべてプリアンプを通しまったく同一の条件にすれば評価も変わるかも知れない点をご了解願います。
今回は口径8cm以下のユニットを使用した自作系スピーカー2台にスペシャル・スピーカー1台が加わった計3台のユニークなフルレンジ小スピーカーの対決=比較試聴会となります。
A.タイムドメインmf Air
ユニットサイズ:5cm(元富士通PC付属品をアンプレス化)
外付アンプ:TU-894 真空管アンプ
アンプ定格出力:0.7W+0.7W
B.生鳴り(きなり)スピーカー α
ユニットサイズ:8cm(元SONYラジカセ内蔵品+グランドアンカー)
外付アンプ:元富士通タイムドメインアンプ部分
アンプ定格出力:4W+4W
C.ENSOUND ハーピー Q -キュート-
ユニットサイズ:8cm
パワーアンプ内蔵
アンプ定格出力:15W+15W
3台ともACアダプター等電源面は交換、強化対策済みでの使用となっています。
ミニの名を冠しているので今回は再生機器も手元にあったパナソニックのポータブルCDプレーヤー SL-CT810 を利用します。
あとで気が付いたのですが、うちにはもう1台参加資格のあるYAMAHAのPCスピーカー YST-M15 がありました。今回は不参加ということで。
それぞれのスピーカーを都合A、B、Cと呼ぶことにします。
A、BはパッシブタイプなのでCDプレーヤーのラインアウト・ジャックから外部アンプに接続して使用、Cはアクティブタイプなのでヘッドホン・ジャックと直結して使用します。Cだけ同条件で比較できないのが残念です。
各スピーカーの評価項目はKuniの主観で選定したものであり、客観的なものではありませんのでご注意ください。
評価は5段階とし、最高のものが5.0としました。
パワー感: A 3.0、B 3.5、C 5.0
ライブ再生感。アンプの出力の差がもろに出ている感じです。
ボーカル: A 4.0、B 5.0、C 3.5
ボーカルがよく聞こえるかどうか。
クリアネス: A 5.0、B 3.0、C 4.0
インストルメンタル再生のリアルさ。
音楽性: A 5.0、B 3.0、C 3.5
聞き疲れしないサウンドが楽しめるか。
弄りがい: A 5.0、B 3.0、C 2.0
部品やアンプを交換して味わえるか。個人的な趣味の問題。
トータル: A 22.0、B 17.5、C 18.0
結果は意外な大差がついてA.タイムドメインmf Airがトップとなりました。クリアネス、音楽性、弄りがいの3項目で最高評価の5.0を獲得しタイムドメインの実力を発揮したというところでしょうか。今回アンプが真空管のだったこともプラス要因でした。
C.ENSOUND ハーピー Q -キュート-は残念ながら2位となりました。パワー感の項目で最高評価の5.0を獲得し生楽器の力強い表現力はあったのですが、アンプが強力過ぎて普段聴く音圧では実力を十分に発揮できない感じがありました。
B.生鳴り(きなり)スピーカー αは3位。ラジカセユニットのせいか低域・高域が弱い典型的なかまぼこサウンドでしたが、その分歌手の声が前へ出て聞こえボーカルの項目で最高評価の5.0を獲得しました。
冷静に考えると今回の評価は各スピーカーに付いたアンプによって左右された面も大きいかと。真空管アンプの音の滑らかさとデジタルアンプの表現力の差が出てしまった感じです。ハーピー Q -キュート-のアンプは触れませんし、弄るとその個性をそぐことになるでしょうから。
後日、チューナーにプリアンプを接続したのとハーピー Q -キュート-を繋いで音を出してみたら人の声などマイルドな音調で良い感じで聴けました。パワーアンプ内蔵だけにソースの質が音を決めるデリケートな一面があるようです。
[2012.05.28 Monday 9:10 注記]
パナソニックのポータブルCDプレーヤー SL-CT810 についてググったところ、XVIのそこはかとなく綴られ雑記さんのブログ記事―ポータブルCDプレーヤー比較―に「ライン出力はとても良い」(引用)と記載がありました。
本文に記載した通り、Cだけは本体でボリューム調整できない仕様なのでヘッドフォン出力の音で評価した分他の2台に比べて音質的にハンデがあったと言えそうです。
すべてプリアンプを通しまったく同一の条件にすれば評価も変わるかも知れない点をご了解願います。