北条遠征!?―第2部

続いて同じ北条のエクスクルーシヴ邸に移動します。

先日のフォノイコ?という記事にエクスクルーシヴさんからコメントをいただいたあとまた無理を言って”押しかけオフ会”をお願いしてしまったのです。

エクスクルーシヴさんがフォノイコライザー(CDプレーヤーだとDACにあたる装置)を決めかねており、そのせいでアナログ再生自体への気力が低下している様子なので喝を入れに、というかお気楽再生の楽しみを実演をしてみせようという訳です。

それでうちからフォノイコとしても使えるディスク・ディモジュレーターのビクター CD4-30 ともう1台はソニーのハイコンポ用のプリアンプ TAE-S1 (エクスクルーシヴさん、すみません当日言っていた値段の半額でした)を持参したのです。

3つ実装されているカートリッジ(CDプレーヤーだとピックアップにあたるもの)のどれと合わせようかと検討していたら、エクスクルーシヴさんの云うフォノイコとKuniの思っているそれの概念が違っているのが判明しました。

最近のフォノイコはMC、MMカートリッジ両対応のものが多いのですね。エクスクルーシヴさんのの方はそのタイプで、Kuniが思っていたフォノイコのイメージとは別なのでした。

Kuniはフォノイコ=MMタイプ用のもので、MCカートリッジには追加でヘッドアンプもしくはMCトランスを介在させるものだと思っていたのです。

幸い3つのカートリッジのうち1個がMMタイプだったので何とか再生にこぎつけましたが……。

最近はこんなのも


最初はビクター CD4-30 の方で。ダメ押しに自宅にあったLC-OFCのRCAケーブルでフォノイコとアンプを繋いでインストルメンタル盤を音出しします。

うちにある時から低域が充分過ぎるくらい出ていたので、愛媛低音倶楽部会長には気に入ってもらえるだろうとの目論見でした。

すると、エクスクルーシヴさんがRCAケーブルを普段使っているものに替えてみるとのことで、それに変更してもう1度再生。

「高域が足りない」と意外な反応が返ってきました。

いったんエクスクルーシヴ邸で普段使用しているフォノイコでのMM再生に切り替えます。なるほどオーディオ的な情報量の多い高域が再生されました。

次におまけで持ってきたソニーのプリアンプ TAE-S1 を通してボーカル盤 荒井由実のひこうき雲 を再生してみました。

こちらは高域も低域もまったくと言っていいくらい前に出てこないサウンドです。ダメダメかな?

しかし、疲れないというか音楽でリラックスできる雰囲気が醸し出されているのです。何も考えず聴けて寝てしまいそうになるような。そういう意味ではこれもありかと。

3台のフォノイコだけでもそれぞれ音が違っていてフォノイコ選びは面白いと思いました。

最初に聴いた CD4-30 の高域不足のサウンドは'70年代製という時代のせいなのか、それともフォノイコとアンプの接続方法のせいなのかまだわかりません。もう少しうちで鳴らしてみてから結論を出したいと思います。

今回は残念ながらエクスクルーシヴさんに満足してもらえるフォノイコを提供できなかったのでまた次の機会に挑戦したいと。

こんな発展途上のKuniにもかかわらず、低音倶楽部の会長から立派な会員盾を頂戴しました。お土産も持参していないのに。今後の貢献を期待されてのことと受け止めて倶楽部の活動に精進したいと思いつつ北条を後にしました。
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北条遠征!?

27日の日曜日に松山市の北条地区にある聖カタリナ大学のホールであったパイプオルガン演奏会に行ってきました。

北条は同じ市内にあるといっても先年の市町村合併までは別の市だったところで、市の中心部からは距離があります。

会場入りして開演を待っていたら、会場にいらしていたエクスクルーシヴさんからメールが来ました。Kuniはホールの後方の席にいたのですが、前の方の席を取ってあるので隣にしませんかとのお誘いでした。エクスクルーシヴさんに待ち合わせの関係で移れない由だけ話をして席に戻りました。

管藤泉さんの演奏するバッハの トッカータとフーガニ短調 BWV565、ナジ・ハキムの”バッハの風景”~バッハのテーマによるオルガンファンタジー~ 等が壮大なパイプオルガンで聴けて充実した時間を過ごせました。

遅れてこられるのを待ち合わせをしていたのはこの前クラシックでオフ会をさせていただいたKatyanさんだったのです。最後までお越しになられなかったのはご多忙なのを無理を言ってお誘いしたのでしょうがないと思ってエクスクルーシヴさんと会場から出たら、外にいらっしゃるではありませんか。

Katyanさんはご自宅から会場まで自転車に乗って来られたそうで、着いてから休んでいたそうです。「17キロあった」と平然と仰っていました。いくら電動アシスト付の物だといっても1時間以上はかかったのではないでしょうか。これにはさすがにびっくりしました。(@_@)

しかもさらに驚いたのはその夜お礼のメールを送った際の反応でした。

Katyanさんはそのあとも予定があるとのことでそのまま自転車で帰って行かれたのですが、体調を心配して大丈夫でしたかとメールしたら、「行きは向かい風でしんどかったのですが、帰りは楽でした」(勝手に引用すみません)となんともポジティブな返事が。

あるところで著述家の湯山玲子さんが、遊ぶには「自分の人生や現実を愛して行動するパワー」が必要と言われていたのを思い出してしまいました。意外なところでマニアという人の神髄を見た気がしました。
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フォノイコ?―続き

前回は唐突に終わってしまったフォノイコ?導入記の続きです。

今もアナログ盤で EAGLES/Hotel California をかけながら書いているのですが、このタイトル曲とかドン・マクリーンの "American Pie" など例えは古いですが放送に乗せるための規制がきつい国柄のせいか単にロマンチックに仕上げるためかいわゆるロックの名曲には暗喩的なものが多いですね。意味?めいめいのフィーリングで勝手に判断してくれ的な。

最近ちょっとこのブログの古い記事を見返していて、かれこれ7年近く前のログの関連でネット上の友人(と勝手に思っている)pastel_pianoさんと出会った頃の懐かしい箱ピュアの記事に再会しました。「録音時の音のニュアンス」と「演奏家の精神」を再現したくて今もオーディオを弄っている気がします。


前回取り上げた2chなら50kHzまで再生できるビクターの CD4-30 の試聴を2日かけて行った感想を書こうと思ったのですが、理詰めで音楽を聴くのが苦手でジャズやPOPSを「感性」という意味不明のものでああだこうだ言ってしまうKuniなので最後は音楽に酔い痴れるだけで訳が分からなくなってしまいました。

盤を TOTO Ⅳ に替えて "Rosanna" など聴きながら、曲の世界に遊んでいられるのは満足している証でしょうか。

pastel_pianoさんと言えば、と何度も書いて申し訳ないのですが、一昨日CD-4レコードを4ch再生するためのディモジュレーターと一緒にデジカメも入手しました。

その前にpastel_pianoさんがNikonのデジカメにしてブログ用の撮影等に使い始めたと知ったのです。うちの旧式デジカメが最近ちょっと使うと電池切れするようになって人にからかわれたりしていた(笑)状態だったので気になっていたのもあり思わずKuniもNikonのデジカメを中古で手に入れてしまいました。

S8000という機種で、ブラックの外観が前のと同じなので気に入って。写りとかは考えていなかったのですが、良さそうな感じです。

ゲージツ的なフォトとかは望むべくもないのですが、とりあえず手ぶれ予防機能の向上に期待してます。w
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フォノイコ?

今年の夏わらしべ長者になろうと出かけた先でお会いした市内在住のエクスクルーシヴさんがその後もレコード再生用のフォノイコライザーを決めかねている(10月20日現在)と聞き、機材の選定というのはなかなか難しいものだと思っていたところ……。

うちで例のデジタルアンプ JuF LOL_and を作成していた頃、そのボリュームつまみに適当なものはないかと考えながら近所を廻っていて、何だかよく分からない装置にアルミ削り出しのよさげなのがついているのを見かけました。

それはディスク・ディモジュレーターなるもので最初は使い方の想像もつかない品でしたが、最近4CHレコードの再生について書かれたホームページを閲覧していたら当該機種 ビクターの CD4-30 の写真が出てきたのです。

それで俄然興味がわいて調べると、どうもこの装置が4CHレコードでなくても使えそうで、しかもかなり良い再生ができそうなことが判明したのです。

思ったより奥行きがある正面から


こうなると居ても立っても居られなくなったKuniは今朝さっそくあの装置がまだあるか近所へ出かけてしまいました。果たしてそれはまだ塩漬け状態で棚にそのままだったのです。

それをせっせと家に持ち帰り、プレーヤーに繋いでみます。

通常 PHONO IN から 2CH DIRECT OUT 経由でアンプのPHONO端子に接続するようになっているのを PHONO IN から 4CH OUT FRONT の2か所を経由してアンプのAUX端子と接続して、フォノイコライザーとして使用するのです。正面右側のつまみを 2CH に回しておいて。
(続く)
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クラシックでオフ会を

先週末ネット上の友人でスピーカーONKYO GS-1使いのM_-2000さんから生存報告がありましたのでその映像を上げておきます。w 





癒されますね。


日曜日にはパトリシア・コパチンスカヤ(Vn)のCDを聴きにKatyan邸を訪問しました。

たまにはゆっくりクラシック音楽をとお願いしていたところKatyanさんからこの日に誘っていただきました。

さっそくそのCD「バルトーク、リゲティ、エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲集」からリゲティのヴァイオリン協奏曲を聴かせていただきました。

クラシックの知識は皆無に近いKuniなので感性で聴くしかない状態でしたが、東欧の土着性を感じる曲と演奏でした。

バルトークの方はもっとユニバーサルな構成と感じました。

その後同じパトリシア・コパチンスカヤ(Vn)のもう1枚のCDも聴かせていただきました。

こちらの方は「屋根の上のヴァイオリン弾き」の曲を思い起こさせるロマ風の伸びやかな演奏で面白く楽しめました。


ついで、何か聴きたいのはありますかとKatyanさんがおっしゃるので、前に早起きしてBSで見たピアニストの演奏をとお願いしたら、ライブラリの中からその時の番組を見せていただけました。

イリーナ・メジューエワさんのピアノでベートーベンの月光、ドビュッシーの喜びの島、ショパンの舟歌などと続き、さいごにロシアの作曲家メトネルの曲と続きました。メトネルの演奏ではメジューエワの口元が動いて演奏を楽しんでいるのが判ります。

パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)のCD手の動きが速すぎるイリーナ・メジューエワ機器構成の一部



そうするうちに2時間以上も経ってしまい、お疲れのKatyanさんのところに長居してもということで、あとはオーディオ談義を中心へと移行しました。

ブルーレイ・オーディオでチェロの演奏を収録したものを2枚再生しました。

これらは最近の録音らしい迫力ある前へ出てくる音です。

次にKatyanさんが2枚目で流したのと同じ曲「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ op.8」の入ったアナログ盤を再生してくれました。

Kuni的には後者のアナログ盤の方が情念というか落ち着く雰囲気があって好みでした。

そうこうしているうちにKuniの用事で今回のオフ会は切り上げの時間となりました。続きはまたの機会に?

チェロの演奏を2枚同じ曲をアナログ盤で
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