エレスタットは目覚めるか―その2

前回の記事エレスタットは目覚めるか―その1の続きです。

Repair of SA-S1(SA-S1の修理)の内容などを参考にしてエレクトロスタティック・トゥイーターの分解・修理を行いました。

ちょうど海の日の連休に重なっていたので仕事・プライベートとも忙しく、合間を縫ってとびとびでの作業になりました。

左右2枚分の工程ということでその日のXタイツ王Xもとい(笑)体調によって1枚目の方が上手く行き、2枚目の方はフィルム部分に穴を開けてしまうなどばらつきが生じてしまいました。曲がりなりにも元の形にできたのは連休が明けてからで。

六角レンチほかで分解金属プレートの配線フィルム回り


修理後に2,3日下の動画でデュオ演奏している2人それぞれのCDなどを再生してみたのですが、前に比べて高域の音は出始めたもののすっきりとしない感じの再生に聞こえています。

メインで使っているスピーカーが高域5割増し状態の音が出ているのでそう感じてしまうのか、普通のスピーカーはこんなものなのかと思ってしまったり。

ハクエイ・キム、赤松敏弘など


エージング待ちをしてダメだったらもう1回分解修理をしたものかと考えているうちに猛暑が到来してしまい、日中部屋の温度が連日35℃を超えるようになったので、この時点でオーディオ夏休みに入らざるをえなくなりました。続きはいつになるか未定。



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エレスタットは目覚めるか―その1

近頃オーディオ界隈では”ハイレゾ”音源の再生が流行っているようです。

所謂”ハイレゾ”とは主にDSDファイル、SACDや96kHz/24bit以上のPCMファイルなどによる高帯域までの再生を指し、2,3年前にKuniラボで作成を試みていたDVDオーディオディスクなどは危うく”ハイレゾ”の対象外になるところだったようです。

24bit以上のPCMファイルなら高音質になるのは経験済なのですが、元々16bitのCDレベルのファイルをアップサンプリング(高帯域を創出?)して”ハイレゾ”として売り出すのはどうかと思います。

ブルーレイディスクの再生が先日の「アナと雪の女王」の発売によって本格化した感があるように、”ハイレゾ”オーディオも思わず購入したくなるようなオリジナルのキラーソフト出現が待たれるところです。過去の遺産の焼き直しではd(ry。


先頃、そんなことなど思い浮かべつつ外出していて面白いスピーカーを見つけました。もう20年も前にソニーがハイコンポの一部などとして販売していたのですが、最近は滅多に目にすることも無くなっていた物です。

どうしても気になってしまい後日その店を再訪しゲットしてしまいました。機種はSA-MD9でエレクトロスタティック・トゥイーター(略してエレスタット)付の2ウェイスピーカーです。

普通の箱スピーカーの上に無理やりトゥイーターを立てたような外観で前は美的にちょっと、という印象だったのですがそのトゥイーターとしての素性の良さを知って興味が増してきていました。エレスタットの性能を活かせれば流行りの”ハイレゾ”も十分再生できるのではという訳で……。

真ん中のがSA-MD9エレスタットの部分


ソニーのエレクトロスタティック・トゥイーター付スピーカーにはアンプ内蔵のものとそうでないタイプのものとがあります。電源ケーブルが付属していたのでアンプ内蔵のだと思っていたのですが、これのはトゥイーターを静電気で駆動するための電源で、勘違いでした(汗

2,3日ミルト・ジャクソンのvib.演奏などを鳴らして試聴してみたのですが、うちのメインで聴いている2段重ねスピーカー(左上の写真の黒いの)に比べると何だかぬるい、もしくは眠いとしか表現できない音がして期待外れでした。オルゴールのCDなど鳴らすと超リアルな再現がするという噂だったのですが。

それで、今回もまた分解・修理にチャレンジすることに……。ねじが多くて(汗々、次回へ続く)

上のカバーから分解エレスタットが見えて結局フロントグリルも外す


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刺激を受けて―その2

前回紹介した仮Yaさんのニュータイプ・ボイド管スピーカーを見習ってKuniラボでも改造に取りかかりました。

細かく説明を聞いた内容をヒントにしてホーンの取付けを試みます。以下の写真を参考に。

ユニット側から見てホーン部分オバンギャルド・トリオの構造


ホーンは近場で使えそうな物が調達できたので、それを使用することに。

【スウィング】のマスターに、「黒の艶消しがいいと思います!ラジオのスピーカーみたいにしたらいいですね!プラスチックの輝きは安っぽいですから(無断引用 -_-;;)」等メールでアドバイスをもらって。

元々は金管風ボイド管側の工作ベランダで塗装


月曜日にスピーカー受け円盤部(塗料で2回とニス1回)とホーン(黒の艶消しで1回のあと剥げて取れたところをもう1回)の塗装を実施したのですが、雨天だったためになかなか乾かず、半日がかりになってしまいました。

その後急いで組み立てて【スウィング】に持ち込みし、マスターと店内のお客さんにきいてもらいました。

まだ土台部分の固定などが残っている状態ですが、評価してもらうために。

パラゴンの前に置いてあったプレーヤー(気になる方はマスターに相談してください)でLPをかけてもらって試聴します。

ぱっと見ボーカルなら聴けるかなと言う印象ながら、写真でプレーヤーの下にちらっと見えているインストルメンタル物も意外ときけました。

いい感じのプレーヤーを発見!初音出しを【スウィング】でビンテージ感が出せた(?)


[追記]2014.7.10 Thursday 9:55

なお、追加したホーンは可動式―耳の高さに合わせて上下回転・調整できる―になっています。w

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刺激を受けて―その1

メインのスピーカー、サブの物ともいい感じになって、さて次は何をしようか状態だったある日、「オバンギャルド・トリオ」の仮Yaさんからお誘いがありましたので喜んで訪問しました。

念頭にあったのはうちで工事現場そのままの外見で長く放置しあったボイド管スピーカーのことでした。

先月重い腰をやっと上げてその外装をサムライブルー風(-_-;)に仕立てたのでしたが、他のスピーカーに比べると音の伸びが不足している感があったのです。

どうにかしなくてはと思っていたところに仮Yaさんの完成度の高いそれを視聴して大いに刺激を受けてしまいました。

よし、次はこれで行こうと。

それで写真や動画を撮影して細かく説明を聞いてきました。

「百聞は一見に如かず」です。下の動画をご覧ください。

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6月後半の日々

今度行きますと口約束をしていながら、日数がたってしまった先へ2か所訪問しました。

1軒目は市内のエクスクルーシヴ邸。

分電盤の改良、アース工事がほぼ完了したとのことで当日連絡を取って訪問したのですが、K氏という方と入れ違いだったようです(笑)。

聴いての感想はK氏と同様で、「一聴すると迫力がなくなったように聴こえるが、色付けがとれ透明感が増しているせいだと思う」というもの。もう少し中音域に力がほしいというKuniの個人的な嗜好に合わせてエクスクルーシヴさんがバランスを調整してくれたので楽しく過ごせました。

2軒目は新居浜市のMichel邸。

事前に連絡を取っていたRYOさんも同乗してうちの軽でのんびりドライブして行きました。

「あまり変わり映えしなくて……」と仰るMichelさんですが、防音工事が進んでいたり、エアコンを静音タイプに更新する等オーディオ環境を着々と改善されていました。

Linn Klimax350とモニタースピーカーのMB-1の両方聴けるように準備していただいていたので、前半は女性ボーカル中心で穏やかなサウンド、後半は迫力系の出音と全く違うタイプの音が聴けて時間を忘れて過ごすことができました。

自作のレーザー方式の機器でスピーカーの位置を正確に決められるようにしてあったのはさすがと感銘を受けました。詳しくはご本人に確認してください。

都合で昼過ぎにはOFF会を終える予定が伸びていまい、昼食をしに市内のお好み焼店【ぼてすけ屋 若水店】に着いたのは午後2時を回っていました。新居浜市民のソウルフードという名物のお好み焼をいただいて解散という運びです。

看板メニューのぼてすけという四角い鉄板で供される大きめのをRYOさんが、丸い鉄板のぼてすけ小をMichelさんとKuniが注文しました。

お2人がオーディオ談義に花を咲かせている間にKuni1人黙々とあっという間に平らげてしまったほど美味しかったと言っておきます。

お好み焼ではありませんが、松山には隠しメニューの大盛りがある店とかあるので帰りに店主に聞いたところ、ぼてすけにもLサイズが300円増しであることが判明しました。次回どなたか挑戦してみてください。


楽しい話題はここまで。月末にショッキングな知らせが。

いつも寄っている【スウィング】のマスターからこの9月20日で閉店するとの連絡が入りました。

9年前オープンした秋にフリーペーパーで開店を知り、マンションの下の元寿司屋がどういう風にジャズ喫茶になっているのかという興味本位で行ったのが最初だったと覚えています。

1年に1,2回行くくらいだったのがマスターの人柄と常連さんの楽しげな雰囲気に誘われて徐々に足繁く通うようになり、今ではなくてはならない店になっていたので今回の閉店告知は堪えました。

あと80日ほど。思い出づくりをしておきましょう。
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