アナログに魅せられて―作業編

ジャズのアルバム3枚を聴いて思いついたデジタルへの取り込みには機材としてパソコンとオーディオインターフェイスが必須です。

うちには現状2系統の環境があって、1つは以前からあるNECのノートパソコン&IEEE1394オーディオインターフェイス M-AUDIO FireWire Solo、それともう1つDELLのUMPC&この前手に入れたUSBオーディオインターフェイス YAMAHA DP-U50 が利用可能です。

残念ながら両オーディオインターフェイスとも PCM 96KHz 24Bit までの対応です。UMPCはPCM 192KHz 24Bit まで対応しているものの、本体のマイク入力がモノラルなので使えません。あとNECのノートパソコンは最近電源からのノイズが酷いので残念ながら今回はパスです。ということで、UMPC& YAMAHA DP-U50 を使用してアナログディスクのデジタル化を行なうことにしました。

デジタルへの取り込みには去年期間限定でフリー・ダウンロードしていらい放置してあった Samplitude 10 SE というソフトウェアを使います。

うちでは今回使用しませんでしたが、 WaveSpectraAudacity でデジタルへの取り込みを行なう方法もあるようです。

Samplitude 10 SE を起動すると最初にアクティベーション・キーを入力するように求められて、昨年のメールを参照して打ち込んだのですが正しくないとのことで通りませんでした。仕方なくソフトウェアをインストールし直し、パソコンの日付を戻すなどしてからキーを再入力したら使用出来るようになりました。


さて、デジタルへの取り込みを開始します。

Samplitude 10 SE を起動すると最初 Start WSizard というのが表示されますが、無視して閉じます。以下まったくの初心者の説明なので間違いがあるかも知れませんがお許しください。

FileからRecordとクリックしていきます。
表示されたRecord Parameterで 24Bit, Stereo, Sample Rate 96000, Record Device YAMAHA DP-U50 USB Audio, File Path D:/Samplitude/COUNT BASIE 1.wav (うちの場合)などと指定してからアナログ・プレーヤーに針を落として Record をクリックすれば録音開始です。

A面全曲を一気に録音して、終わったら Stop をクリックすれば片面録音完了です。B面も続けて録音してみたら、ファイル保存の際A面の分だけしかできませんでした。片面だけ録音していったん保存、終了しておいてまたあとでもう1面をCOUNT BASIE 2.wav などとして処理した方が良いようです。

録音がきちんとできたか再生ソフトで確認しました。最近のお気に入りは細かい音まで確認できる KMPlayer + ReClock です。

もう1度 Samplitude に戻って、FileからLoad / Importとクリックし、Load Audio Fileで先ほど録音したファイルを読み込みます。

今度は1曲ずつに分割・書き出し(バウンス)します。

波形が表示されているので曲の切れ目の無音部を探すためたとえば 04:50:00 あたりをクリックして再生してみます。切れ目を確認しておいて、次の作業に移ります。

表示されている波形の先頭にマウスをあわせ左クリック、00:00:00 から5分の曲なら 05:00:18 とかまで適当な範囲を選択しておいてから、右クリックします。

メニューが出るので一番下のExport AudioからWaveをクリック。ファイルの場所を事前に作っておいた曲を保存しておくフォルダ―うちではiTunes/COUNT BASIE/Count Basie And The Kansas City 7とか―に指定し、ファイル名をトラック番号付きの 01 OH LADY BE GOOD.wav などとします。

肝心なのは、このとき下のほうのFormat Settingsを開いて 96000Hz; 24Bit; Stereo を忘れずに選択しておくこと。デフォルトでは 32Bit になっているので毎回変更します。DVDおよびDVD-AUDIOのフォーマットは24Bitなので。

OKとし、Exportをクリックすれば1曲分のファイルが出来上がり。続けて曲数分作業を繰り返します。A面分すんだらB面分も作業します。B面のファイル名は 05 COUNT'S PLACE.wav とかから始めます。

分割ファイルの作成がきちんとできたか再生ソフトで確認します。O.K.なら最初の COUNT BASIE 1.wav, COUNT BASIE 2.wav は削除して終了。
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アナログに魅せられて

1日のプロモーション・イベント以来盛り上がっているumekichi邸のアナログ再生導入はその後急速に進み、プレーヤー2台とアナログディスクの収集中の情報が伝わってきました。

この前の日曜日時間が出来たので手持ちのレコードを提げてお邪魔してきました。

当日の機器は、プレーヤーが DENON DP-70M 、それに前日OFF会で来られたというMichelさんから借りているプリアンプ YAMAHA C-2x などでした。プリアンプは前日余り実力が出ていなかった感じだったのが当日だんだん良い感じで鳴り始めたところだったそうです。

umekichiさんお気に入りのキャンディーズ「なみだの季節」やマリーンの曲などを再生し、さすがJBLにアナログの組み合わせで昔の録音にこんなに音が入っていたのかと感じるサウンドを楽しみました。

ジャズのアルバム3枚をお借りして家路につきました。

   COUNT BASIE AND THE KANSAS CITY 7

   MILES DAVIS: 'FOUR' & MORE RECORDED LIVE IN CONCERT

   JIM HALL: CONCIERTO

COUNT BASIEMILES DAVISJIM HALL


いずれも熱い演奏が聴ける盤で音質も中々のものでした。

これらを再生しているうちにある想いが沸いてきました。以前から構想はあったのですが重い腰を上げるきっかけが無かった「良い音のままデジタル音源化」を実行して保存出来ないかと……。


2年前DVDオーディオを作成したときは、労多くして実が無かったと言うか、今一歩な結果だったし、昨年DSD Discを作った際も手持ちのSACDプレーヤーでは再生できないのが難点だったりと中々思い通りには行きませんでした。元々CDからコンバートしている時点で無理があったとも言えます。

お借りしている3枚を返す前にうちで出来る最良の状態―できれば PCM 192KHz 24Bit―でデジタル化してDVDオーディオを作成したいと思ったのです。(続く)
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気になったので

先日のXデー・イベントの帰り、ぶらっと市内ハードオフに寄ったら、気になるアンプが数台出ていたので、あとでそれらについてネットで検索したりしてました。

1台は CEC AMP3300 でボリュームを絞っても音が出るというもの。もう1台は kencraft GM-820X。これはゲインを回しても音量が上がらないという症状。それとYAMAHA DP-U50 のリモコン無しのもの。

AMP3300 はそういう仕様(ゲイン・コントローラー)なので問題ないと思うのですが……。GM-820X は元々ボリューム自体付いていないパワーアンプなので多分大丈夫かと判断。最後の DP-U50 はDAコンバータ・プリアンプとして使える。

連休が終わってもう1度寄ってみたらそのまま残っていたので、普通の人なら新しい方を手に入れるところでしょうが、あえてビンテージに属する GM-820X とそれ用のプリアンプとして DP-U50 を持って帰りました。

連休中に見つけた懐かしいダン・フォーゲルバーグのアナログディスクをこの組み合わせで聴いてみようかと。

Windows and Walls


今日パワーアンプとプリアンプを接続して音出ししてみたところ、無事使えました。音量・迫力も十分出ています。

VUメーターがいい雰囲気今日の1枚


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Xデーに立会ってきた

先日 mixi を開いたら、AMIEさんがXデー(オーディオ)という日記を書かれていたので読んでみるとRYOさんとKuniのことが出てきました。

年初からのumekichi邸アナログ化作戦(こちら参照)が功を奏し、umekichiさんから「アナログをやってみたいんだけど」と電話が入ったそうなのです。

さっそくAMIEさん所有の機材の中から「umekichiさんの好みも考慮して」以下のものを選択して「持込→試聴→撤収の狼藉大会」が実施されることになりました。

引用:

「プリアンプ ONKYO P-309 ¥250,000(83年当時)
http://homepage2.nifty.com/2001odakun0801/subdtestPOWER6.html

アナログプレーヤー DENON DP-70L ¥120,000 (81年当時)

カートリッジ audio-technica AT-33E ¥35,000 (81年当時)」

無断引用ごめんなさい。

いずれもAMIE家に先代から伝わる銘機揃いで、期待が高まります。

Xデーは5月1日と決まりました。
umekichiさんからメーデー!メーデー!の声が聞こえた気がして、Kuniも急遽参戦(押しかけるとも言う)することにしました。wktk


午後2時に訪問するとAMIEさん、RYOさんはすでに機材の設置を終えており、RYOさん持込の THE OSCAR PETERSON TRIO / WE GET REQUESTS がかかっていました。「おっ、いい音!」

しかし、音の守護神かブラック・マジック・マンか謎のカルロス(\バキッ)AMIEさんは納得がいかない様子です。当分使用していなかった ONKYO P-309 はFETとコンデンサーの交換をしてあったのですが雑音が少々。リレーも換えないといけないとのことで、当日はフォノイコとして使用することに。

プリアンプはumekichiさんの SATRI PRE-7610 になりました。

照明が映り込んでしまいましたこれで準備O.K.


Kuni持参の YES / 90125 から OWNER OF A LONELY HEART もかけてもらいました。CDと比べて高音のきつさ、刺々しさが無くumekichiさんにも好評。

その頃愛車セローで本日のゲストOTさんが到着されました。

本日のメインAMIEさんの時間が始まります。お得意のサイバー・トランス系だけでなく、umekichiさん向けに(?)石川さゆりから L.a.4 、愛のコリーダまで幅広く。OTさんは TOTO のストレンジャー・イン・タウンでご満悦。

おじさんには???これは大好物



その後は海外からリクエストのあったジャズの黒い円盤大会に。
JUNE CHRISTY / SOMETHING COOL のMONO盤やヘレン・メリルに酔いしれ、ブルーノートから THE AMAZING BUD POWELL のクレオパトラの夢の世界に没入。

ボーカルの色気や、インストルメンタルの輝く色彩感、奥行き感。やっぱ違うわーと一堂納得のサウンドでした。AMIEさんに感謝。umekichi邸史上最高の音が聴けたのではないでしょうか。
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