DVDオーディオの作成です

音匠ネタの3回目です。あれこれやでDVDオーディオの作成準備にかかりました。

ダウンロードしたオーディオプレーヤー・ソフトLilithをインストールしました。

前回の最後に載せたリンクの説明に従ってFUSE.exe用にLilithを設定し、リストにファイルを登録後ー編集(E)で曲名アーティスト名などを入力してからファイルの変換を開始しました。

小一時間お茶でも飲んでいたら出来上がるかと思ったら大間違いでした。JAZZのCANNONBALL ADDERLEY WITH BILL EVANS "Know What I Mean?" を44.1kHz16bit→176.4kHz24bitに変換したのですが、1日目は10時間かかって7曲、2日目は5時間かかって3曲と2日がかりでやっと完了しました。

4.さて、次はDVD-Rディスクに書き込みです。SOURCEFORGE.NET の DVD audio Toolsの Downloads → All releases から dvda-author-package-09.02 win32 を選び、DL &インストールします。

dvda-authorの上記バージョンは最初からGUIが使えるようになっておりDOS窓を開く必要が無くなっています。中の人に感謝です。

画面左に変換済みファイルを表示させ、右側へ送るだけで良いので大変楽でした。

ISO出力の設定をしたつもりが出来ておらず、ハードディスク内に audio_ts と video_ts のフォルダーが出来てしまいました。処理は短時間で終了。

その後2つのフォルダーをライティングソフトで音匠に書き込んでDVDオーディオの出来上がり。

さて、再生してみます。
 
今回DVDオーディオの作成をどうして思いついたか考えてみると、昨年読んで面白かった「オーディオデザインのショップブログ」の影響を受けていたのでした。

DVD-Audioは死んだか? その1 ~ 5』という一連の記事です。

その評価ではCDとDVDオーディオの違いは「微妙」と記されていました。

公正を期すため、再生音のレベルが同じになるよう前に作っておいたクリップ確認用CDでCDプレーヤーとDVDオーディオ対応プレーヤーの再生レベルをほぼ同じにしておきました。

うちで作成した1枚だけ再生してみての試聴結果は、CDの音は荒削りだけれどパワフル、DVDオーディオの方は音にとげとげしさが無いかわりジャズには上品過ぎるかも知れないという感想です。長時間聴き続けても疲れないのはDVDオーディオかと。

まあプレーヤーの性能しだいなのかも知れないし、「微妙」ですが。

残念ながらアナログディスクの音の深みとは差があるようです。
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コメント

こんばんにゃ。一連の記事拝見してレスしようか迷ってました。。。

オーディオデザインさんのブログは大変面白いしそして為になります。ただこの実験はツッコミどころがいっぱいかなと。まず44.1kHz16bit→176.4kHz24bitにリマスタリングする。この作業が無意味です。クラシックやジャズの愛好家、CDコレクターの間では後発のリマスター盤は音質が悪くなるというのが定説だったりしますけれども、元々16bitしか無いCDを幾ら疑似補完して24bitデータへ組み替えたところで、それはあくまで仮想24bitでしかありません。再生機が搭載するDDコンバータやDACによる演算パターンの違いはあれ、再サンプリング系のCDプレーヤーやDACがやっている事と本質的に一緒です。

通常、CDに於けるリマスター盤の場合、
音質が良かった80~90年代中期までのオリジナル盤
 ・アナログマスターの16bitでのADコンバート。及び
 ・元々18~24bitデジタル(アナログ)録音したデータの下位ビット単純切り捨て

これが、評判が悪いケースが多いリマスター盤になると
 ・アナログマスターの24bitでの再ADコンバート。及び
 ・元々20~24bitデジタル録音したものの16bitへの演算ダウンコンバート

この24>16bitへの再演算(要するに圧縮)によるキャラクターの付加が音質が悪くなったように感じさせる原因です。本来24bitあるデータを16bitに収めるため、ノイズを目立ちにくい高域へシフトしたり、耳に聞こづらい音をカットする。そしてそのダウンコンバートのアルゴリズムには各社の使うDD変換システムによって性格に違いがある。これらによるキャラクターの付加が、単純な下位ビット切り捨てと比べて余計なデータの改竄を経由することになり、ある部分はオーディオ的に高音質になりますが、音楽的な印象として、聴感上の素直さを奪ってしまうケースが多くなります。

これが、DVDオーディオの場合は24bitでデジタル録音/AD変換した音源を16bitへ圧縮せずともそのまま丸ごと収録しつつ24bitで再生が可能ですから、当然ながら圧縮による弊害が無く音が良くなります。ですのでプレーヤーのDAC以降の再生回路が同じものであるなら、CDと同じレベルの再生音はありえません。とはいっても、全く違うアナログ回路を持つプレーヤーでCD/DVD-A/SACDを比較するのは殆ど無意味です。デジタルフォーマットの違いより変換後のアナログ回路による音質の違いの方が遙かに大きいですから。ついでにDV-600AV・・・うちのDV-585Aとほぼ同じ回路ですが、これはパイオニアの上級モデルと比べてもしょうもない音質です。DVD-AであろうがSACDであろうがこの程度のプレーヤーであれば殆どメリットが無い。現行DENON機の中高域がドラム缶みたいにカンカン響くのは単に音決めしている人の好みではないかと。

この他に、評判の悪いリマスターの例として、Kuniさんがトライされたように元々16~18bit程度でデジタル録音された音源を24bitへ擬似的にデータを補完し再サンプリングし、更にそれを16bitへ圧縮するというまったくもって元データに非忠実なまどろっこしい音質改造を施す例です。残念ながらここ10年のデジタルリマスター盤はこういうものが多い。原音に忠実でありたいなら最初に記録されたデジタルマスターのbit数のままCD化した方が良いはずです。アップサンプリングやリサンプリングしたいなら再生プレーヤー側にやって貰えばいいこと。マスタリング側で原データをを擬似的にエンハンスするのは非可逆であり全くもって余計なお世話です。これは音が良くなって居るんではなくてそれっぽく偽装しているだけですから。

最後に。DVDオーディオの音が悪いと云われた主因は主にDSD収録されたSACDと比較した場合です。同じハイビット系の再生フォーマットとして、レコードの制作数、再生プレーヤーの品質、同一盤での音質、その他諸々でSACDに敵わなかった。これがDVD-Aが破れた主因でしょう。それと、リマスター=音質悪いと書きましたが、これもあくまで相対的な傾向であって、リマスターして期待通り音が良くなった!というケースも少なからず存在します。ですのでリマスターが必ずしも悪だとは考えていません。ただ、こねくりまわした挙げ句に妙な音質になって失敗しているケースが世界中どこのレーベルでも多いなぁと。クラシックやジャズの世界では同じ録音を何度もリマスターし、手をかえ品をかえて重複して購入させるのがビジネス的な常套句になっていて、これは音楽云々を通り越して版権元がレコードを売るための手段なんですね。下手くそな料理よりは刺身の方が美味しいよ♪そんな感じの話です(笑)
pastel_piano | 2009/03/12 02:09 AM
pastel_pianoさん、マジレス sincerely(日本語で適当な言葉を思いつかないので)ありがとうございます。今晩はkatyan4さんのところへ押しかけてコンセルトヘボウの生中継を視聴してたので遅くなってしまいました。HD画質&5.1CHで堪能できて感謝です。文脈がおかしいのは興奮と酒が入っているせいでして……。

毎度勝手に楽しんで直球の質問を投げつけてスミマセン。

それに応えてくれて、超嬉しく思ってます。

>まず44.1kHz16bit→176.4kHz24bitにリマスタリングする。この作業が無意味です。

katyan4さんもDVDオーディオ変換を試したことがあったそうですが、手間がかかる割りに期待したほど結果が伴わず結論的には同様とのことでした。

ネットでアナログディスクとCDの違いについて納得のいく答えを探しても今一歩だったのですが、上記コメントで霧が晴れました。ありがとうございます。

と、言いたいところですが、まだ探求の必要はあるような気もしてたり。


Kuni | 2009/03/09 01:47 AM
最後の1行は酔っ払いの蛇足でした。
Kuni | 2009/03/09 01:58 AM
pastel_pianoさん、さっきの番組で高橋美鈴さんたちの後ろにあったスピーカーは何だったのですか?
Kuni | 2009/03/09 02:04 AM
こんばんわ。

いきなり長文投下してしまってすみませんです。
メモ帳からペーストしたのですがなんで2行ずつ細切れなんでしょうか(笑)投稿フォームの仕様?

ハイティンクは残念ながら見逃してしまいました。すっかり寝てましたすみません・・・。今週はハイビジョンBSクラシック倶楽部でピアノリサイタルの新録音があるのですが、録画忘れないようにしないと(滝汗)
pastel_piano | 2009/03/10 06:33 PM
pastel_pianoさん、今晩は。という時間でもないですが。外出してて公開が遅れてしまいました。m(_ _)m

コメントはこちらで整形しようかとも思ったのですが、本旨を換えてしまってはと思いそのままにしてます。というか、弄ること自体だめですよね。

その後の返事2&3は無視してください。pastel_pianoさんのプロフィール写真と似た感じのスピーカーが写っていたもので思わず、です。

>ハイビジョンBSクラシック倶楽部でピアノリサイタルの新録音がある

寡聞にして、詳細きぼんぬです。
Kuni | 2009/03/11 01:55 AM
>というか、弄ること自体だめですよね。

元々の文章は何カ所か改行が入っていただけで細切れではありませんから、むしろ弄って欲しいです(笑)

http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvcc/index.html

これです。スーパーピアノレッスンとこれがまともにチェックしているクラシック音楽番組。ウィークエンドシアターは今回のように度忘れが結構多いんですm(__)m クラシック倶楽部は再放送も多いのですが明日のヴィニツカヤのリサイタルは新録音。BS-Hiでのこの番組の音質は圧縮とは云えとてつもなく良いのでお薦め♪ 今朝のプロティッチ先生のも素晴らしい。ちなみに保存録画は来週の再放送でします。朝の放送は時刻表示が邪魔なんです・・・。
pastel_piano | 2009/03/11 07:03 PM
お言葉に甘えて上のように弄らせていただきました。途中わけわかめ状態になりかけましたけど何とか。こんな感じでしょうか?

後日読むとこの辺の記述は何のことやら状態でしょうけど……、疲れました。

>ヴィニツカヤのリサイタルは新録音。BS-Hiでのこの番組の音質は圧縮とは云えとてつもなく良いのでお薦め♪

朝起きられそうもないので、来週視聴します。じゃあおやすみなさいです。
Kuni | 2009/03/12 01:28 AM
今晩は先日録画したヴィニツカヤのリサイタルを視聴してました。2番目の「展覧会の絵」が無造作に始まって迫力のある演奏になったのも良かったんですが、「なき王女のためのパヴェーヌ」が気に入りました。
昔小1のときピアノを習ったのですが、本格的な先生だったのに本人が遊び感覚(自由人)なせいで1ヶ月で止めちゃって挫折してしまいました。
Kuni | 2009/03/30 01:00 AM

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