喪失感

戌年の最後に、愛犬(ミニチュア・ダックスフンド)が亡くなりました。

7歳と4ヶ月の短い一生でした。

先日から風邪を引いたのか鼻づまりを起こしていたのが、だんだん食欲が無くなって息をするのが苦しそうになっていました。散歩の距離も短めにしていました。前の日はそれでも息子が心配して買ってきてくれたやわらかい餌と、大好きな日切り焼き(今川焼き)を1個ぺろりと平らげたとのことで直ってきたのかと思っていました。

午後4時から見てもらえる動物病院に連れて行ってやろうと思い外から帰ってみると玄関のたたきに降りていました。抱き上げると、冷たい土間で長いこと待っていたのか体温が下がっていました。

外へつれて出ると後ろ足がもつれて数歩でうずくまってしまいました。

車に乗せて走り出すと助手席の足元でぜいぜい息をする音がだんだん聞こえなくなって、腹の動きが止まっていったのです。胸の辺りを左手で叩いてやりながら往くな、還って来いと叫びながら運転したら何とか息が戻ってきました。

「こんな車の中で2人きりで分かれたくない。生きて病院まで行こう」との思いに応えてくれたのです。10分ほどの運転が永遠に近い時間に感じました。

院長先生にステロイド注射や点滴などの処置をしてもらい何とか座っていられる状態になりました。これも外出していた妻に電話してすぐ来るように言い、待合室で座っていました。

肺に水がたまって肺水腫を起こしており状態が良くないので今日は入院するようにとのことで、一目妻に見せてからいったん帰宅することにしたのです。

妻は連れて帰りたがっていましたが、何かあっても家では看てやれないので先生にお任せすることにし、ケージのところで妻と交互に抱いてやり「また来るね」と病院を後にしました。30分後、先生から電話が入るとは夢にも思わないまま……。妻は車の中で家に着くまで泣いていました。


名付け親は息子で、妻ともよく遊び、私にもよくなついてくれていました。これまで全くと言っていいほど病気をしたことが無く、室内で家族3.5人のように暮らしてきたのに、こんなに急にいなくなるなんて。甘えん坊でしたが賢く、みんなを慰めていてくれていたその存在が家族内でいかに大きな安らぎを与えてくれていたのか、今ごろ堪えています。

色々思い出すのを紛らわすためにテレビは点けていますが、音楽は感情が昂ぶってくるので一人のときは聴けません。愛犬1匹でこんなになるなんて、みっともないですね、文章も乱れているかと思います。すみません。
Misc. | comments (2) | trackbacks (1)
カレンダー
<< December 2006 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
ツイッター
ダイエットクラブ
プロフィール
カウンター
  • Counter
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
過去の記事
その他
Google

web検索 blog内検索