何事につけても数か月前から準備万端整えるということが苦手で思いついたら即行動に移すのが性分に合っているというか計画性が皆無、自己流で通して何とかする派のkuniです。
今回のEXPO2025 大阪・関西万博行きも3、4日前からやっつけた感じなので、ほぼぶっつけ本番状態でした。
前回の記事に書いた手配内容も以前なら旅行ガイドの本と時刻表に目を通して立てた内容で駅へ切符を買いに、宿泊予約を電話でして旅行社でクーポンを購入していたのが今は自宅・スマホですむし、現金も持ち歩かないでもどこへでも旅行できるようになったのはデジタル化の恩恵ですね。
しかし、イベントごとにアプリを入れてマチマチのマップや予約システムで終わってしまうと削除というのはユーザビリティーの観点からすると何だか違和感があります。何をぶつぶつ言っているのかというと、EXPO2025の公式マップを印刷してA4用紙2枚の両面に貼って使用するというのでダウンロードしてみたら、細かい記号とかピクトグラムの羅列で一覧性を無視しているように感じたからでした。明日会場内で移動するにはスマホの小さな画面を見るしかないの?と。
公式マップの下段に当日の予約状況確認用のマップが記載されていたのでスマホで開いてみたら、そちらの方には各国・企業団体のパビリオン名が記載されていました。ただ、知りたいのは会場中心部のパビリオン配置なのにそこの部分は小さく表示されているのです。
それで、中心部を拡大して印刷するにはどうしたらいいか考えて、ダウンロードしたマップのPDFファイルをノートパソコンの小さな画面でなく、HDMIケーブルで繋いだ外部モニターに表示させてスクリーンショットして画像化、その中心部だけ切り取ってA4用紙1枚サイズに収めて当日クリアファイルで持参することにしました。中心部の各ゾーンは青・オレンジ・黄色・緑のマーカーで囲んでおきパビリオン名を赤く縁取り。下の左のがスクリーンショットの印刷用、右のが個人的に手書きで加工後のものになります。


取り急ぎ作成したもので青のマーカー以外の枠の色が薄いのはご愛敬。緑色のエンパワーリングゾーンに観てみたい各国のパビリオンが集中しているのが分かりますね。
帰ってからネットで知ったのですが、辻さんという方が見やすい expo2025 非公式マップ を公開してくれているようです。Instagramご利用の方は@ytsuji2001からダウンロードされてはいかがでしょうか。
さて、24日当日は午前中曇りで大阪南港で下船してターミナル正面で7:40発のシャトルバスを待つ間は肌寒かったものの、8:00前に西ゲート前の夢洲第1交通ターミナル D-3 に着いた頃には上着があれば快適な気温になっていました。その時点ではゲート前の列に並んでいた人も100人あまり。9:00入場時の手荷物検査と印刷済みのチケット確認を順調に済ませて、次はゲート正面右側に並べてあるのが見えるパーソナルモビリティの利用申込みへと進みます。
半月ほど前からウチの奥さんが足を痛めていて会場内を歩き回るのは無理っぽいので、電動カートを一日借りようと計画していたのです。東西の各ゲートで60台ずつ予備も入れて150台借りられるというので朝一でなら大丈夫かと係の人に声をかけたのですが、「長距離歩行が困難な人に優先して一日貸し出され」るはずのところ、「希望者が多いので全員1人4時間に変更になった」という返事が返ってきました。昼過ぎで返さなくてはいけないのでは意味がないので諦めることに。
貸出台数が少ない過ぎるのではと危惧していた予感が当たってしまいました。せめて各ゲート200台ずつ予備も入れて500台くらいにならないものかと思っていたのですが、そうすると接触事故とかトラブルが増加する恐れがある等色々あっての現状なのでしょうね。
15分ほど経っているのに気がついたのでとりあえずパビリオンの当日予約にトライして、西ゲートからほど近いセービングゾーンにあるイタリア・バチカン館に入れてみるも不可。取れたのは10:20のポーランド館でした。
まだ予約まで時間があるので近くの実物大17mガンダム像方面に。そのあと大屋根リングの下をくぐってから屋上まで上がって景観を楽しみました。修学旅行っぽい高校生たちが歩いているのも見えて。
万博といえば未来の乗り物ということで実際は午後に入館したロボット&モビリティーステーション内で展示されていたYAMAHAの近未来型自律式バイク MOTOROiD2 (動画はこちら)の画像もどうぞ。


ポーランド館へは5分前に到着。
ポーランド館はフリデリク・ショパンの国ということで音楽と植物、そしてHaikuにインスピレーションを受けた短詩など芸術のインスタレーション展示。オーラ(Aura)コーナーの「不思議な楽器」(何?)演奏と詩(うた)(Verses)コーナーの言葉による浮遊感が印象的でした。
そこを出て通りの向かい側、ハンガリー館へ。
奥に円形のステージがあるイマーシブシアター「響きのドーム」が設けられておりそこで白いマジャール人の衣装を着た女性が神秘的な歌をきかせてくれたのが良かったです。ただ良かっただけに内容・歌詞が分からなかったのが残念で、シアター入場口前に簡単でいいので当日の演目について説明文を貼紙するとか、QRコードにスマホをかざせば読めるようにとかしてくれればと思いました。
シグネチャーゾーンを通ってエンパワリングゾーンの北欧5ヶ国館の方面へ向かう途中11:00過ぎに落合陽一プロデュースのnull2館の前を通りがかったら何か行列ができており、インスタレーション・モードの整理券を配布中でした。その列に加わったら運よく14:20集合の券が手に入ってnull2館に入れることに。
null2館のイベント開始までまだ3時間あったので引き続き北欧5ヶ国館へと向かったら、残念なことに17:00まで休館中と掲示が出ていました。
長い行列ができているスイス館の前を通ってポルトガル館へ向かうとこちらは予約なしですぐに入れました。
海洋を通じで日本とも長年の結びつきがあるポルトガル館を楽しんだあと、昼前には空が晴れてきたので日陰を探して、向かいのウォータープラザ東端のファミリーマート前のガーデンパラソルの下で、買ったおむすびとデザート、ドリンクの食事休憩。
昼からは今回一番フォトジェニックで夜はどれほどキレイなのかと思わせる純白のクウェートパビリオンから始まって、一番入ってみたかったフランスやアメリカなどの各パビリオンを撮影して回る。それぞれどこが最後尾なのかもわからない長蛇の列が続いているので入るのははなから諦めて……。
たまたま前を通った空飛ぶクルマステーション、ロボット&モビリティーステーションを覗いて。コネクティングゾーンに入って竹を組んだ調和の木のまわりを回遊するマレーシア館に。コモンズA館は小学1年生の団体一行で賑やか。
そのあと静けさの森という日陰のない植栽と細い木があるだけのスペース(疲れて本音がw)を抜けてスペイン館へ向かう。本物のうっそうとした森だったらさぞかし快適だったろうに、真夏の猛暑日はどうするのとか考えながら……。
続きへ。
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