それからー後編

眠れるミューズ お出かけ

オフ会のまとめでRYOさんから指摘された点その1、左右のスピーカーが低くて高さ方向の音の立体感が感じられないというもの。「もう少しスタンドを高くしたら」とアドバイスがありました。

普段は床に座る体勢でPCを操作することが多いもので自覚していなかった指摘でした。

現在使用している高さ51 cm(スパイク・インシュレーター含む)の SOUND ORGANISATION 社の鉄製スピーカースタンドは脚部がT字型で前後が31 cm幅が41 cmあってそれを台に乗せるとなるとかなり大げさな感じになりそうです。それで簡略な対策にはなりますが、同じ色合いで高さ20 cmほどの鉄製のスタンド KIKUTANI MO-SPS を入手して上乗せしてみました。

あと、転倒・地震対策をどうするか。上下2台の間に両面テープを貼るか、それとも……と考えつつホームセンターを歩いて回っていて、良さげなアイデアを思いつきました。

それは、100円ショップで見たことのある磁石を4隅にセットして磁力で固定する方法です。

その足でダイソーに行き、10円玉大のネオジムマグネットを8個手に入れました。スピーカースタンドの間に挟んでみると磁力が思った以上に強力!ズレ予防にクリップでも挟んで補強しようかと考えていた処理は必要がなさそうです。

磁束密度200ミリテスラ

楽器とかの定位する高さの変化等、詳しくは次回書きます。

 

駆け足東京旅行も最終3日目の土曜日。この日も目覚めが早くて6時40分にはホテルをチェックアウトして丸ノ内線本郷三丁目駅〜銀座駅、日比谷線銀座駅〜築地駅と乗り換えて早朝から開いている築地場外市場へ予定外の観光に出かけました。街歩きと早い朝食ができる所という理由で。

駅から星乃珈琲店のある交差点まで歩いて信号を渡り、あとは多数の店舗を覗きながら旧市場前までぶらぶら。折り返し行列ができている玉子焼きの丸武の横道に歩を進めて、軽く朝食ができる店を探しに路地に入ってみたり。結局5時から営業しているという築地若葉で中華そばを市場ならでは道路端の立ち食いでいただきました。細麵で昔ながらの懐かしい味。

次の予定が控えているもので星乃のバニラスフレはなしで交差点を横切り、本堂の様式が珍しい築地本願寺に参拝しました。8時前だというのに敷地内のとある建物前に長い行列ができており、何事かと思ったら Tsumugi というカフェの開店を待つ人々でした。ここの朝ご飯が大人気だそうです。

カフェの前を通り道路側にある階段を降りて地下鉄に乗ります。次の目的地まで日比谷線築地駅〜神谷町駅と移動。

昨年11月に開業した麻布台ヒルズのビル 森JPタワーの33階にある展望台で景色を楽しむことがこの日のメインイベントの一つで、朝10時のオープンにはまだ早いながら訪れたのです。ワクワクして駅から直通の通路の横から表に出てとか、通路脇の2月にオープン予定の施設の入り口でとか撮影しながら進みました。

通路の途中で表に出てJPタワーを撮影  チームラボボーダレスは翌月オープンの予定

目指すビル群前に着いたのは8時45分くらいでした。

上りエレベーターの場所を確認しておこうとロビーで守衛さんに声をかけると、「今日は10時45分からになる」との返事でした。エレベーターの場所を確認に向かっていると、先ほどの方が駆けて来て「今日はイベントで貸切になるので上がれません」と言うのです。残念。当てが外れてしまいました。外へ出て写真を数枚撮影して駅へと戻ります。

HERMES と奈良美智作品 そして DIOR

代替案として、銀座駅近くにユニクロの7階建の旗艦店があったはずと開店時間を調べてみると11時からで、10時からなら近くでお茶してから入れるという目算もまた外れて。

急遽午後からの予定だった上野の国立西洋美術館に向かうことにしました。東京駅出発の予定時間までまだ4時間以上残して。日比谷線神谷町駅〜上野駅へ直行します。

観光目的からすると朝一番で築地場外市場に寄っていたのは正解だったとも言えます。当初の計画では最終日はゆっくり目にチェックアウトして、南北線東大前駅〜六本木一丁目駅へと一直線に麻布台ヒルズに向かい午前中を過ごした後、上野へ向かう予定でした。もう少しでその日は美術館に行くだけで終わってしまうところでした。

その分国立西洋美術館では余裕を持ってポンピドゥーセンター キュビスム展、常設展、もうひとつの19世紀展と見て回ることができました。

色面の構成  眠れるミューズ

左がフランティシェク・クプカ「色面の構成」、右はコンスタンティン・ブランクーシ「眠れるミューズ」と「プロメテウス」という作品。

静物  椅子の上の静物

左がセルジュ・フェラ「静物」、右はファン・グリス「椅子の上の静物」という作品。4作品ともキュビスム展より(興味があればこちらもどうぞ)。

午後は早めにJRで東京駅に向かって、八重洲地下街で土産物を探して歩いた後、日本そば屋を見つけてざる2枚盛りで食事をし、ヤンマーのビルの地下スペースで休憩を。見上げるとこんな枝垂れサクラ風のオブジェが。サクラのパーツは自然物ではなかったものの……。

ざる2枚盛り  花のオブジェを見上げて

その周りのグリーンは遠目に造花かとよく目を凝らすと生きた植物なのでした。身体も目も休めてから東京を後にしました。

 


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