知人の誘いで週末に高知で宿泊して日曜市など観光をと先週末休みを取っていたのですが、相手に急用ができて週半ばに中止が決まり、予定がぽっかり空いてしまいました。
広島か大分とかで1泊しようかとウチの奥さんと話をしていて、臼杵の石仏に行ったことがない(Kuniは2回目)のと大分市で好きな画家の展覧会が開催中だと言うので行先が決まったのが2日前。とりあえずフェリーの便とホテルだけ決めて、2日目はノー・プランのまま出発しました。
金曜日の早朝5:30に起き、車で八幡浜港へ移動、フェリー乗り場に8:00前に着いたら正面の出島駐車場に車を置いておき、現地での移動はタクシー、JRなどですることにしました。当日は波も静かで順調に航海して臼杵港に11:05に着く30分前には船上からタクシーを予約もできました。
当日は大分市で最高気温が36.3℃を記録する猛暑で肌が痛いほどの熱気の中、港で富士タクシーの運転手さんが迎えてくれて凝灰岩の岩壁に刻まれた摩崖仏の国宝臼杵石仏へ直行します。下車する際には同じ場所にまた来てもらえるか打ち合わせもしておきました。
観覧券を購入後石仏群への道すがら、太刀魚のお重が気になっていたりwww
石仏群は平成7年に国宝に指定され、屋根が掛けられて整備されており、以前の野ざらし、割れて転がっていたりの頃とは見違えるあり様です。
こんな田舎でなぜ石仏を刻もうと思い立てたのかと謎だったのですが、まぶしく見える周りの豊かな農家・田園風景と炭焼き長者伝説を聞いて納得させられました。
石仏を観覧したらちょうどいい時間になったのでランチは先ほどの”USAMIの臼杵たち重”にしました。地元の物をいただくのが体調を整えるにも良かったかと。店でお茶をついだ茶器が薄手の白磁に透明な釉薬がかけてあり、とてもシンプルでいいとウチの奥さんが気に入って店の方に聞いてみました。併設の atelier SARAYAMA の臼杵焼きとのことで、連絡をとってくれたのですが残念ながら試作時のもので同じ物は今は工房にないとのことでした。
相変わらずの暑さの中、石仏会館でピリピリする濃いホットジンジャー、ジンジャーエールをそれぞれ注文して外の日陰で飲んだあとタクシーで日豊本線の上臼杵駅に向かいました。13:42発の各駅停車で大分駅に向かいます。
大分駅の府内中央口(北口)を出てロータリーの7番バス乗り場から次の目的地 OPAM こと大分県立美術館向かいの「オアシスひろば前」バス停まで移動します。
坂茂(ばんしげる)という建築家による県立美術館は各フロア天井も高くスペースのゆとりもあって室内でありながら解放感のある建物でした。
ここで7月15日まで【没後50年 福田平八郎】展が開催中なので期間末に駆け付けたのです。
画家は写生を念入りにしていたそうですが、それを作品にする際には大胆に昇華させてさざ波の揺らぎとか雲の立体感を表現しているのが普通イメージしている日本画の枠を超えているという感想を抱きました。
帰りに思わず3階からガラス張りのエレベーターで1階に下りたのですが、よく考えると車椅子の方の移動用だったようです。失敗!
あとはホテルにチェックインしてシャワーを浴びて、翌土曜日のプランを立てることにしました。次回へ続く。
コメント