土曜日の午後、エクスクルーシヴさんのお伴で市内のKatyan邸を訪問してきました。
何の用事か事前に聞いていなかったため、気楽に。
当日の様子はエクスクルーシヴさんのブログ記事に記載されており、付け加える必要もないかと思っていたのですが、レポート提出の指示がありましたので急遽作成することにしました。
Katyan邸の機材の中で特に目と耳を惹いたのは「山本工芸のホーンとRADIANのドライバー760PB」の佇まいでした。
3ウェイスピーカー+αのシステム構成の中で楽器の音の芯となる帯域(約700Hz~上)を受け持ってサウンドの軸となっているようで。
椅子のクッションも温まらないうちにエクスクルーシヴさんが持参の何やら重そうな塊り(に見えたww)を袋から出すと、それはレコード用のフォノイコライザーでした。2枚組のアナログ盤―鬼太鼓座の「怒涛万里」-も取り出してターンテーブルに。
今日の用件の1つがこのフォノイコライザーの試聴だったようです。
まずは、Katyanさん使用の1.真空管フォノイコライザー(MM)で聴いて。次に、2.塊り化したフォノイコwwに繋ぎ替えて比較検討することになりました。プレーヤーはパイオニアのP3です。
以下、その場で感じたまま作成したメモ書きを転記します。
「1.真空管: 力強い、ノイズ拾う、三味線だけがオンマイク録音したような音。ジャズ向きか。
2.持ち込みFidelix: マイルド、静か、三味線も全体に溶け込む。クラシック・ファン御用達感。」
(注記1. 上記は当日の環境での極個人的な感想です)
(注記2. FidelixのフォノイコはMCで使うと本領を発揮するそうで、今回は実力を十分発揮できていなかったかも知れません)
意外なことにKatyan邸のフォノイコが1.5dBくらい大き目の音がするパワフルなジャズ・モードで鳴り、エクスクルーシヴさん持ち込みのアイアン・バーガー状態のフォノイコが少し引っ込み気味な静謐感のある音をきかせたのでした。イメージとは180度違って。
Katyan邸のサウンドが今回は「打楽器用の設定」に調整してあったそうです。
ジャズ好きのKuni的には、1.真空管フォノイコの方が好物でしたが、Katyanさんは2.持ち込みFidelixの方が「音がいい」と仰っていました。
そのあとは、他のアナログ盤 Sylvio Gualda / PERCUSSION Vol. 2 で打楽器の音をきいたり、DVDオーディオ版の「怒涛万里」を再生したり。
結果、DVDオーディオ版のが奥行きとパワー感を兼ね備えた、一番自然な音に聞こえたという……。早過ぎたハイレゾ・メディアだったのですね。
自在に調整できて最高の音で多様なメディアを再生するKatyan邸の醍醐味を味わえた2時間でした。
コメント
お忙しい折、記事を書いていただきありがとうございました。
kuniさんの好みに合わせ、次回は真空管フォノイコを持ち込み対決しましょうか。
忙しい、と言っても集中的にリッピングをしているだけですが(苦笑)
今、Kenny Barron、Keith Jarretまで進みました。
好みに合わせてくれるのは嬉しいですが、本当は音楽のハートさえ聴ければ音質は2の次という駄耳なものであまり期待しないでください。
「感じ」を適当に言葉で並べているという程度ですw