再会と再開 ーその1

花を供えて合掌 お出かけ

ブログを更新していないうちに秋は進み、今朝は温暖な気候の当地松山でも最低気温が11.0℃と冷え込みました。おかげ様で仕事は多忙中なのですが、その間の健康診断でウエストサイズが数センチ増えてしまったことが発覚!とりあえず自転車通勤を徒歩に変え、ビールを止め、炭水化物の摂取量を減らすなど対策しています。

 

白磁に唐草模様という現代砥部焼のイメージを確立したデザイナー故工藤省治さんの遺作展が開かれているというので台風一過の9月21日に母を連れて車で出かけました。

昼前で健康診断の予定までまだ時間があったので、まず母が行きたいという近郊東温市牛渕の道音寺まで軽くドライブ。本堂に参拝したあと境内にある願掛け地蔵にもお参りしました。

花を供えて合掌

遺作展会場には午後行くのでいいかと、ちょうどお昼の時間になったので四国八十八箇所第48番札所西林寺の斜め向かいにあるうどん屋【味十味】(あじとみ)に寄り道。天ざるうどんを2つ注文しました。

20年ほど前まで市内の竹原の方にあった活気のある店の雰囲気は健在で、麺も安定のクオリティー。初めて寄ったという母も「美味しかった」とのこと。

 

遺作展は砥部焼伝統産業会館2階のホール全体を使って作品が並んでいました。
ハンドライティングから生み出される代表的なデザインの唐草模様はイランのテヘラン博物館で出会ったペルシャの陶器に施された模様に感動したのがきっかけだったとか。

他にも魚や柘榴の伸びやかなデザイン原画や私的に作成したと思われるコラージュ作品などを見て堪能しました。

8割方見終わったころ、入口に女性2人が訪れて片方のひとは声が大きく、母が目をやったときもしやと何か気づいたようでした。

それで帰りがけに母が声をかけたところ、その方は工藤省治さんの夫人だったのです。亡き父と工藤さんは交流があって母も奥様と接点があったそうで。

今は1人暮らしになって車も手放しているので、会期が始まって1週間して近所の人に初めて会場に連れてきてもらったこと。遺作展の準備は息子さんが1人でしてくれたこと。自宅での旦那さんの思い出など話してくれました。

それにしてもその日のその時間帯に会場で巡り合うとは不思議でした。ウチの方は母の体調を考えて少し涼しくなってからにしようと決めたのが21日の昼にという予定だったもので……。

 

会場を出て1階に降り物販コーナーへ。そこでいい感じの白磁の茶碗が見つかったので息子へのプレゼントに1客購入しました。

元晴窯(げんせいがま)の白磁海という高台部分が波打っているような作りの物です。

砥部焼の白磁 下の高台が特徴的

その2へ続く。

 


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