今月初めに知り合いの方からプロジェクター用のスクリーンを譲っていただきました。
勤め先で使用していたプロジェクターを新しくした際にスクリーンも換えていらなくなったものだそうです。Kuniが55インチ程度のスクリーンに甘んじているのを知っていたので。
メーカーはOSと判ったのですが正確な品番は不明。サイズと形状から多分これの80インチの方ではないかと思います。シンプルな分軽くて良いものの、巻き上げは手でになります。
これを機に2年半前から懸案だった部屋の短手方向へスピーカー等の配置変更をすることにしました。
スクリーンをさげてプロジェクターから投影するだけはすぐにできたのですが、思うように全体をすっきりと纏めることができず、配置移動の途中で作業が止まって、室内に物があふれ返ってめちゃくちゃになってしまいました(あちゃー)。そんな部屋で腐海に沈んだような日々を送っていたら……。
ある日、umekichiさんから「土曜日はお忙しいですか。よろしかったら遊びに。何か持ってこられても大丈夫」とお誘いのメールが。喜んで駆けつけることにしました。
部屋の状況もありいいアイデアも浮かばぬまま、当日とりあえず目についたインシュレーターを数種持参。肝心なあれとこれを持って行くのは忘れてましたが。
umekichiさんは最近盛り上がっているハイレゾファイルの再生や、ブルーレイのライブ映像をメインに楽しみたかったようです。しかし、例によって空気を読まないKuniは当惑する本人にかまわず強引に、持込みしたインシュレーターの比較試聴を始めてしまいました。
うちでは普段スピーカーの足元に使用しているので思いつかなかったCDプレーヤーの下に3点支持で敷いての音の聴き比べとなりました。
いい加減な耳と表現力しか持ち合わせていないKuniの場合、比較対象が3個を超えた時点で???と訳が分からなくなってしまうのですが、umekichiさんは真剣に試聴して感想・評価を下して行きました。評価の基準軸がしっかりしているのでできるのでしょう。さすがです。
比較したのは、写真の❶(下段左)陶器の ❷(下段中)オーディオテクニカ製 ❸(下段右)建具の の計6点。再生に使用したのはアキュフェーズのハイエンドCD専用プレーヤー DP-510で曲はジャズのインストゥルメンタル。
結果は以下、翌日届いたumekichiさんからのメールを許可が出ましたのでそのまま引用させていただきます。
さて、本題に入りますが、昨日の試聴レポートの件、私の駄耳では、それぞれを的確に聴きわける能力はありません。
従いまして、的を得たレポートには程遠いものですが、全く私的な見解として以下に書かせていただきます。
❶(下段左) どちらかと言うと、ge3(雲泥2)に近く、AT6099とge3との中間的な音
❷(下段中) 全帯域に亘って、特に癖のようなものは感じられず、力感、押し出しレンジ、SNともにスタンダード(過不足は感じられない) やや箱庭的な音
❸(下段右) 叩いた時に出た、「か~ん」という高い響きが高域に乗る感じ
私的には少し響き過ぎの感じで、曲を選びそう
❹(上段左) 中低域が若干膨らみ、プチ・ドーナッツ、 AT6099 に比べると多少ふくよかな音
❺(上段右) 優しく癒し系の音、きつさがなく長く聴いていられそうな音
ピアノが丸くなった感じの音 クラシック向き
番外 ge3(雲泥2) 低域の密度感が上がり、力感、押し出しが高い
音の彫が深く、メリハリがはっきりしていて、中高域の突き抜け感はJazz、Pops向き
それだけに、ややもすると逝き過ぎ感のあるデフォルメされた音になる(言い換えれば「やんちゃな音」)
【私の好みの順位】
番外 > ❶ > ❷ > ❹ > ❸ ≧ ❺
❸と❺は微妙な差です。
後で思ったのですが、ボーカルでも試聴したらよかったですね。
コメント
先日は大変お世話になりました。
それにしても、インシュでごろごろ音が変わることは大変興味深く、とっても楽しい時間でした。
まるで機材、演奏者まで代わったのではないかと思うほどでした。
ここまでインシュで音が変わると、私のような駄耳ではどれがスタンダード(標準)な音なのかがわからなくなってしまいますね。
それがオーディオの楽しさであり奥深さでもあります・・・
今更ではありますが、私の試聴レポートの稚拙なことといったらお恥ずかしい限りです!!
これに懲りずにまた遊んでやってください。
オーディオ、ラジオ談義をしましょう。
umekichiさん、こちらこそ大変お世話になってしまいました。
ブラウザー不調の件、まさかノートン博士がIEに悪さしているとは思わなかったですね。普通の人はうちのようにFirefoxやChromeを入れてないので、ネットにアクセスできず大変だったのではと。幸いシステムの復元で対策できたから良かったものの。
持ち込んだ中にはインシュとは言えないような代物もありながら真剣に試聴していただき、ありがとうございました。そして十分的を得たレポートをいただいて感謝しております。
十人十色というか、人によってサウンド、音楽の嗜好・聞きどころが違うのも分かって面白かったです。