9月の記事でスピーカーの位相計で試しにユニットの極性をチェックしてみたら片方逆さまだった(恥;; という内容を書いたのですが、実は前回訪問したumekichi邸にも位相計を持参していたのです。
雑談の途中何気にそれを持ち出して軽いノリでシン・スピーカーの Focal KANTA No.2 で極性チェックをしてみたところ、ウーファーは +、スコーカーは -、ツイーターが – という結果になりました。
ウーファー、スコーカーはいいとして、普通3ウェイなら + になるはずのツイーターの極性がなぜ反対になっているのかumekichiさんに聞かれて答えに窮してしまいました。それで宿題にということで返事は後日とさせてもらいました。
ネットで調べれば何とかなるだろうと軽く考えていたのですが……。
実験してみようにも、零細なKuniラボの所蔵品はフルレンジ、同軸ユニット、2ウェイまでのスピーカーばかりなので無理なのです。
暫く位相についてネットを深掘りして「低域38cmウーファME150HSのみ位相を反転させた」という文献とか読んだりしたものの、解決の糸口は見つからず。
ラボの蔵書から炭山アキラ著「入門スピーカー自作ガイド」の第2章 クロスオーバー・ネットワークの組み方 を読んでみてもネットワークの数式とかがイマイチ???で。
そこでこの方面のベテランである仮YAさんに電話して説明を聞いてみたら詳し過ぎてますます訳が分からない状態になって、後日また訪問することにしました。そして、この前11月なのに市内で最高気温29.2℃を記録した日に。
大小合わせて何セットあるのかぱっと見では判断しかねる数のスピーカー群が壮観です。
早速音楽鑑賞にかかりたいところですが、まずは宿題の打合せを。以下、メモより。
「位相・ネットワーク 2023.11.6 at 仮YA
プラス + は前へ出る
マイナス - 後ろへ & バックロードホーンは逆相を出す
Normal one 普通にネットワークで3ウェイ -12dB/oct(12dBカット6dB落ち)
低域 ウーファーを正相で接続する (+,-)
中域 スコーカーを逆相で接続する (-,+)
高域 ツイーターを正相で接続する (+,-)
低域、中域、高域のクロス(Low, Mid, High のイメージ)
Special one 高域・超高域がきれいに鳴るネットワーク:2ウェイ+スーパーツイーター
低域 ウーファーを正相で接続する (+,-)
高域 ツイーターを逆相で接続する (-,+)
超高域 スーパーツイーターを正相で接続する (+,-)
低域・高域のクロスは -12dB/oct(12dBカット6dB落ち)、高域・超高域のクロスは-6dB/oct(6dBカット3dB落ち)
低域、高域、超高域のクロス(Low, High, Super High のイメージ)
12dBカットの際はアッテネッターも必要:聴感でレベルを正すため
最終的には耳で聴き込んで決める。
タンノイは低域が逆相で接続、高域は正相で接続してあった。低域側が同軸ユニットだったためか」
以上の内容と Focal KANTA No.2 では逆ドーム構造のツイーターを使用していることから、
低域 ウーファーを正相で接続する (+,-)
中域 スコーカーを逆相で接続する (-,+)
高域 ツイーターを逆相で接続する (-,+)
という形にしてあるのではないかというのがKuniの見解です。識者の方々のご意見をお聞かせください。
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