音像音場再生への第一歩

とりあえず出来上がり スピーカー

先月のこと、ずいぶん前から目を通しており、フェイバリット リンクスにも勝手に掲載しているGRFさんのブログ【GRFのある部屋】で「京都人さんのお宅へ」という記事を読みました。

上記ブログの読者ならおなじみの3Dステレオ再生を実現している同好の士を見つけた喜びが記されており、いいなあと思ったのですが、何しろ「部屋の大きさは14畳から18畳ぐらいが理想的」という方の書かれていることですからウサギ小屋に機材を詰め込んで鳴らしているだけのKuniラボとは別世界のお話だと思っていました。

するとその後、もう1か所jiroさんのブログ【次郎物語】にも京都人さんの関係する「空間表現 予備実験」という記事が。何だか他人事ではなくなってきたような気がし始めました。

これまで通常のステレオ再生さえおざなりに放っていたうちも、まともな再生へと第一歩を踏み出そうかと。

広い部屋の中心部にスピーカーを並べてとは行きませんが、「2つのスピーカーのなす角度の(微)調整」の方ならKuniラボ内でも実験できるのではと。そのためには……。

 

皆さんスピーカーの角度調整には地道に取り組んでおられ、最後は「コンコン」と叩いて追い込む等されているようです。

スピーカーの位置とミリ単位の角度調整によって、京都人さんのおっしゃるような「演奏会場にワープできるステージ感の再現」を実現させる手段の1つとして、スピーカーの回転台を用意できたらと思いました。

といってもそこは簡便を旨とするKuniラボのすることですから、今あるグッズを応用して工夫することにします。うちにあるあれを再利用しようという。

昔アナログテレビを見ていた頃、テレビの向きを変えるために使っていた小さめの回転台が1個目に入りました。

事前にこういう方面に詳しそうなMichelさんに回転式のより良いものはありそうか、またレーザーを使った方法はあるかなどと相談をし、お世話になりました。

「考えておられるTV台が良いのではないでしょうか。(ちょっと高級感には欠けますが・・・。)」との返事をいただいた他、ファイル・ウェブのコミュニティからゆたんぽ・しあたーさんの「レーザー水平器を用いたスピーカー設置の追い込み」という記事も紹介してもらって。

こちらでもネットでスウィーベル・プレートについて調べたり、ついでに脱線して中華料理屋でよくある料理の回転台(英語ではなぜか lazy Suzan というw)について検索したりしてました。

 

25㎝サイズのテレビ用回転台をもう1個手に入れようと100円ショップを覗くと今でも在庫があり、無事に調達。そのほか写真の物を用意して。

用意した物 とりあえず出来上がり
 

0~90度を計る目盛には透明の物差しを表裏拡大コピーして回転台のふちに張り付けました。

出来上がった(貼っただけ;;;)回転台にスピーカーを置くとぎりぎり載りました。耐荷重量約20㎏で問題なくスムーズに回ります。さあ、実験を。

事前に計測していなかったが載せられた(汗

 


コメント

  1. jiro より:

    創意工夫、やってますね!
    本当はSPの回転は中心軸がずれないほうが良い気がして、こういう回転機構があるといいのになあ、と思っていました。
    ついでにリモコンで、左右対称に1度ずつ任意に動かせると理想ですが(笑)。

    • Kuni より:

      jiroさん、どうも。

      回転機構を考えていて、リビングに放置してあったこれに気づきました。で、簡単に工作して。

      > ついでにリモコンで、左右対称に1度ずつ任意に動かせると理想です(笑)。
      検討課題、もしくは検索の対象とさせてください。

      正確に計れば、0.2度くらいは設定できそうです。とりあえず1度単位で廻してます。

  2. 京都人 より:

    Kuniさん 初めまして
    空間再生に興味を持って取り組んでおります。

    以前にmixiでの私のつぶやきで、
    「欲しいもの。完全水平が出て方眼紙が印刷された床。リモコンで精密に0.2度ずつくらい逆に回転する回転装置2つ。」と書き込んだことを思い出しました。

    TV台は私も買い込みましたが、結構ぐらぐらしていて軸が一定になりにくいので難しいかもしれません。

    内振り実験についてですが、多くの方が平行法で面一となった状態から内振りにしていきますが、完全対向(向かい合わせ)の状態から前向きに角度を変えていく方が面白い結果になることが多いです。
    高域の切れの良さや情報量にとらわれると失敗します。

    • Kuni より:

      京都人さん、コメントをありがとうございます。

      現状、面一を取るためにポスターの額の縦横を壁とSPの側面にあててみたりしてます。完全水平はまだです。

      > リモコンで精密に0.2度ずつくらい逆に回転する回転装置2つ。
      はタニタとかアイリスオーヤマとかの日本製で大き目の耐荷重量60~100kgくらいのが出てれば最高なのですが。商品ディスプレイ用の回転モードとスピーカー用の角度固定モード、そして正転・逆転の選択は本体スイッチで、角度固定モードの0.1度単位の設定はリモコンで出来れば良いですね。

      近い物が製品化されていないか検索してみます。

      また、ご指示の方法&方向性でこれから実験してみます。

  3. Kuni より:

    趣味嗜好は多少違うものの(笑)、こういう工作をされている方が。【かりおかの実験室】さんより、

    http://bit.ly/2eOxAWl

  4. Kuni より:

    YouTubeで見つけた参考動画

    https://youtu.be/K-KaTxbmN0w