年が明けてから

2013年の正月は体調不良とともに始まり、ぐだぐだの状態で過ごしました。

スピーカーの台は(仮)状態


まともにオーディオを開始したのは5日になってからで、その日もごろごろしていようと思っていたらumekichiさんから電話でKatyanさんのところへ年始のご挨拶に行きませんかとお誘いがあり、同行することにしました。

その前に昼過ぎにうちに寄るとのことで、今年最初のOFF会もすることになりました。

ちょうど良い機会だったので大晦日にRYOさんによって大幅に手の入った音を聴いてもらいましたが、今回はたまたまアナログ関係の変更を加えたばかりだったので、ちょっと偏ったディスク選びになってしまいました。

12月に手に入れたLPたちカートリッジとリード線を交換


というのは、うちのアナログプレーヤー:ビクターの Victor QL-Y44F で再生中たまに左チャンネル側から異音がしていたのが付属のリード線の断線だと分かって交換をしたことに起因します。

オーディオテクニカのリード線でも取寄せようかと思っていたのですが、外出した際にマランツのアルミ製っぽいシェルに見慣れないカートリッジとリード線がついた物を中古で安価で見つけたので、それを利用することにしました。

カートリッジは GRADO ZT+ という物で、ネットで調べてみたところFB方式というメーカー独自のMMでもMCでもないタイプであること、再生周波数はMC並みであることが判明しました。

うちのプレーヤーはストレートアームなのでシェルは使えずカートリッジとリード線だけ付け替えました。シェルの方は迷惑だったでしょうがumekichiさんにお渡しして。

それで上のLPなどを再生したのですが、カートリッジが大きいせいで再生中その腹でレコードを擦ってしまう状態で、まともな音をお聴かせできませんでした。

うちではターンテーブルの上にフェルトの布2枚とメーカー製のシートを敷いてていたので、そのせいでアームが斜め上向きになっていたのかとその後はフェルト1枚だけにして再生しています。近いうちにセーム革でシートを作って交換しようと思っています。

最初はリード線のみ交換する予定でしたが、カートリッジをMCからFBのものに交換したせいか再生音が力強くなったので、GRADOのカートリッジをそのまま使うことにしました。音が力強くなったと感じたのはRYOさんの大改造の影響が大きいとは思いますが。


そのあと予定通りKatyan邸を訪問となりました。
昨年も何回かお会いしていたのですが、訪問するのは随分久しぶりです。その間に住居部分と駐車場側は新築されており、明るい印象の家になっていました。

オーディオルーム側は元通り、落ち着ける雰囲気がそのままだったのでリラックスできました。よく店とかで使い勝手が良くないからとまっさらに改装することがありますが、Kuniはオーナーの人柄と歴史を感じさせる方が居心地が良かったし惜しいと感じる方なのです。

その日視聴させていただいた曲目はKatyanさんのブログ記事に詳しく掲載されています。

一番感銘を受けたのは「DVD-AudioでGROVER WASHINGTON,JR.のサキソフォーン」を聴いたときでした。

うちで曲りなりにもDVD-Audioを再生はしているのですが、Katyan邸のオーディオ環境で聴くと臨場感というか、空気感のレベルがまったく違っていて、それこそディスクにこんなにも情報量の多い録音がされていたんだといい意味でショックを受けました。

ブルーレイで再生した「佐渡裕指揮ベルリンフィルのショスタコーヴィチ交響曲第5番より第4楽章等」は迫力が凄かったのですが、Kuniの場合映像で見ると脳細胞の75%以上をその処理に使ってしまい音楽の鑑賞能力(実際そんな大したものではありません)が著しく低下してしまうので、指揮者の顔に流れる汗に気を取られてしまっていました。

総じて、それから数日はオーディオ遊びに集中できなくなったほどの体験をさせてもらいました。


最近やっとうちの音を聴く気分が戻ってきましたのでディスクユニオンからこんなCDを取寄せて掛けています。

I ♥ Music


最初ブルーノートの葉脈と蟻のアルバムを聴いてみたかったのでクリックしたのですが、送料を無料にするために他の2枚も注文してしまいました。

ご近所でよく耳にするHELGE LIEN TRIOの分など再生してみると、「うちのサウンドもなかなか捨てたもんじゃない」などと思ったりするのですが、これはいわゆるシステムがグレードアップしたと勘違いさせるディスクなのかも知れません。と言うよりもRYOさんのお陰でここまでの音を楽しめるようになったのだと実感しているところです。

[追記]2013.1.21 Monday 23:45

3枚目に選んだ江利チエミのCDは、Twitterでフォローしているjeyさんが感動したという「江利チエミのテネシー・ワルツのSP」の歌声を味わいたくて手に入れたのです。

そのSP盤に今日夕方遭遇することができました。しかも、今年初めて寄った【スウィング】で。

何気なくSP関係の話題になり針のことや、プレーヤーの種類、意外に大きい音量などについて話を聞いているうち、マスターが見せてくれた1枚がそれだったのです。

偶然(!?)でしょうか


写真はその裏面です。
後日の再生が楽しみです。
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途中経過―続き

先週末は用事があったのでumekichiさんのところにお邪魔し、ついでにOFF会もしてきました。

事前に最近手に入れたアナログディスクを聴かせてとリクエストがありましたので、JAZZの盤を中心に数枚持参して。

半年ぶりに訪れたオーディオルームは機材の配置ががらりと変わり音も以前よりスカッと前へ出てくるだけでなく、中・低域も腰が据わっている感じで良くなっていました。日々の熱心な研究とアナログ盤再生で鍛えた耳の成果かと思います。

1時間ほどしたところでumekichiさんの携帯が鳴り、思いがけずbio-nさんが自転車で来られました。

それからはumekichiさんの真骨頂とも言うべきCD中心の爆音再生に移りました。一気に盛り上がる瞬間です。

最近手に入れたばかりのカートリッジなど見せてもらいなどしつつ夕方まで過ごしてしまいました。紳士のbio-nさんが帰られてからも1時間粘って。


前回、カートリッジを取り出す目的でPIONEERのPL-X50というアナログプレーヤーを手に入れた話をしました。

プレーヤーの天板を外してカートリッジ PC-3MC をアームから抜いてビクターのプレーヤーに移植したら無事使えたのですが、その際このプレーヤー独特の動きをするドライブのローディング部分に載っているターンテーブルの穴からチラッとばらばらになったゴムのようなものが見えたのです。

もしかして「動かない」のはこれが原因、つまりターンテーブルのドライブベルトが切れているだけではないかと。

それが気になって本体の分解に手を染めてしまいました。いつも通りの無計画でばらそうとするのですが、今回は簡単には行かず、ネットで方法を調べるなどして2日かかってしまいました。

その際に大変役に立ったのがLancelotさんの「古いハードに囲まれて」というブログのこちらの記事です。おかげで作業が一気にはかどりました。

天板は鉄製で分厚いカートリッジの配線を確認何とか分解


ここで上のブログに紹介されている部品発注センターに電話をかけドライブベルトを注文。待つこと2日で届き、続きの作業を開始。

モーターは動作O.K.届いたベルト無事に装填


この時点で困ったのが下の写真で飛び出している部品。ドライブの START/STOP 機能に関わる肝心な物だったのですが、どこにどう嵌めればいいか不明で悩みました。最初に正面を手で開けるカバーの爪と連動しつつ START/STOP スイッチで動くのでした。

何か飛び出てる物がローディングメカの部品だった直りました


再生してみるとスタート時の動きなど眺めていて面白くこのままスケルトンで使おうかと思うほど。重い天板をかぶせた方が音的には良いと思われるものの。

カートリッジは元通りPL-X50で使うことになりました。音はこの方が真価を発揮しているようで、パイオニアらしい明るく低音も伸びるサウンドが聴けてます。あれ、カートリッジの流用が目的じゃなかったっけmm……。
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途中経過

先月末から軽く体調を崩して、と言っても風邪のひきかけ状態が続いていただけでしたが、あまり出歩かないようにしていました。

それで前回の[追記]に書いたようなことをしたりしていたのです。

サブウーファーの音の後れはプリアンプをDAC直結に変更したら解決しました。

たまに外に出たら判断力が落ちていたせいか音がめちゃくちゃなCDを手に取ってしまい、オーディオの方も変調を来たしてしまいました。ツイッターに書き込んだ通りです。

「悩み事。中古で入手した日本の若手ジャズメンのCD。音がおかしく(超音波清浄機 TKS-100 で)洗浄などしてみたが、効果なし。レンジメーターが振り切れてクリップしまくりの録音。その後DAC経由で他の音源を聞いたら全体に酷い音に聞こえてる。湿度と気温の変化のせいで気にし過ぎか。今はアナログ接続で聴いている」


この前近所でワンコインの「動かない」アナログ・プレーヤーを見つけました。

PIONEERのPL-X50という機種で、小さめのVTRのようなサイズです。

ネットで検索してみると、これには PC-3MC という針交換可能な高出力MCカートリッジが付いており、流用が可能だと記載がありました。格安のカートリッジが手に入るということで本体も一緒にゲットしたのです。(爆)

本体の重たいカバーをスライドさせて外し、中からカートリッジを取り出しました。

それを QL-Y44F に移植したところ無事音が出せました。サウンドは QL-Y44F 標準のMCカートリッジ DT-100ⅡEB に比べると少々荒削りですが、高出力なのでMM用フォノ端子にプレーヤーを直結できるのが利点です。

同じ日に手に入れたダン・フォーゲルバーグのLPから "Longer" などを掛けてみましたが、やっぱり判断力― 勘 ―が鈍っているせいかパチパチノイズが盛んに聞こえるものでした。

そこである対策を講じることにしました。以前に仕入れておいた【デンターシステマ歯ブラシ超極細毛 A21】を活用してレコードクリーナーを作成したのです(写真は後で)。

レコードは簡単に水道水で洗って乾かした後自作レコードクリーナーで溝掃除するだけですのでノイズを完全に除去とはいかなかったのですが、随分減少させることができ、名曲を味わえるレベルにはなりました。(続く)
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アクセサリー自作(の真似事)ーその2

11月7日17時よりジャズ喫茶【スウィング】にて、ディスクスタビライザー選手権2011秋が開催されました。参加者はジャズの先輩Yさん、【スウィング】のマスター、そしてKuniの3名。立会人は居合わせた常連さん2名です。

Yさんは THORENS STABILIZERで、マスターは秘蔵の MICRO DISC STABILIZER ST-10 で、Kuniは自作の KUNISAN DST-02 で参戦です。

当初はYさんとの2名で行う予定でしたが、予想外のマスター参戦となりました。相手に不足なし。ていうか、強力過ぎます。

当日の計量データは以下の通りです。

THORENS STABILIZER
  真鍮製・クローム・メッキ仕上
  質量:535g
  寸法:直径68mm高さ35mm

MICRO DISC STABILIZER ST-10
  真鍮製
  質量:910g
  寸法:直径79mm高さ33mm

KUNISAN DST-02
  真鍮、水晶玉、鉛、ゴム製(DST-01のバージョンアップ版)
  質量:352g
  寸法:直径88mm高さ38mm

戦いの火蓋は切って落とされました。

携帯で撮影
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アクセサリー自作(の真似事)

KUNISAN DST-01(クニサン ディスクスタビライザー)アルファー・バージョン

イメージだけで作ってみたw


商品説明(?)
LPレコード用ディスクスタビライザーです。KUNISAN独自の発想のもとに作られた真鍮ムク材、ゴム、ガラス球、ゴムの4層構造。315gの程良い重量がターンテーブルとアナログディスクの密着性を向上させ、音質がアップするはずです。
質量:約315g
寸法:直径88mm高さ67mm

トーレンスのとオーディオテクニカのは見たことがあるのでちょっと作成してみました。原価900円程。
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プレーヤーを換えてみた(仮)―続々

このところアナログなねた続きですみません。もう1回お付合いを。

MC型カートリッジのついたプレーヤーを手に入れてしまったあと昇圧トランスやMCヘッドアンプが無くてまともな再生に持ち込めないので、いまだに(仮)の取れない状態が続いています。

プレーヤー QL-Y44F について検索をしていて興味深い記載を見つけたので、さっそく真似てみました。

NP球インシュレーター


管球王室さんという読み応えのあるホームページの管理人さんが実践されているテニスボールを使ったインシュレーターです。マテリアルのページに載っています。

手前のCDはただ高さとかの比較用に置いてあるだけで……。

オーディオラックのキャスターに使う予定だった硬質ゴム製(?)の受け皿を転用してプレーヤーの下にセットしてみました。

最近手に入れた盤を試しにかけてみます。

   HANK JONES / Quartet - Quintet

   BABY ALYSSA / Good Day Club

   THE ALLMAN BROTHERS BAND / AT FILLMORE EAST

インストルメンタル女性ボーカルブルース


インシュレーターを加えると高さが1mを超えて地震が怖い状態ですが、意外なことにプレーヤーのぐらつきはなく安定しています。低音の響きが良くなったようです。ボーカルの色気もあっさりではありますが感じられます。

週末忙しくて3枚目はまだ聴いていません。楽しみは取っておきましょう。
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プレーヤーを換えてみた(仮)―続き

前回頭を熱中症に冒されたようにビクターのアナログ・プレーヤー QL-Y44F を「再生できるあてもなしに」持ち帰って、翌日から再生に取り組みました。

前にAMIEさんからお借りしたままのプリメインアンプにつないでプリアウトできたらと思ったのですが、そう簡単には運びませんでした。やっぱり昇圧トランスが必要なようです。

そうこうしている内にプレーヤーを乗せている台がぐらついているのが気になり始めました。アンプを操作していると再生中の盤が揺れてしまうのです。これまでのプレーヤーは軽かったので気にならなかったのですが、プレーヤーが重くなった分重心が上にあがったせいでしょう。

まともなオーディオラックが欲しくなってしまいました。

そんなことを考えてお盆を過ごしていたら偶然また見つかるものです。プレーヤーと同じビクターの製品で古いのですがちょっと高さがある(94.5cm)以外はイメージ通りのものが。

今日は昼間35℃近い暑さの中部屋にそのオーディオラックを運んで、中に入れるアンプなどに合わせて棚板をずらすため側面にはめてあるダボを抜いて適当な位置に差し込みなおす作業を扇風機だけなので大汗をかきながら行いました。

部屋の短辺側に設置したラック LK-1066


以前は確か箱庭的なニアフィールドの自作っぽいオーディオ再生を目指していたはずなのに、MOで音楽を再生したあたりから懐かしい音をその頃の機材で再生するように我ながら方向性がずいぶん変わってしまったものだと思うこのごろです。
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プレーヤーを換えてみた(仮)

前回紹介した QUIET KENNY を手に入れた日にいつも寄っているジャズ喫茶【スウィング】で試聴させてもらいました。良い音で楽しめたので「これを鳴らすためにはシステム自体をアップさせないと……」などと話をし、常連の方からはよく中古で出ているDJ用のプレーヤーでも十分とアドバイスをいただいていたのです。

前回ブログを書いた際はホットな2階の部屋からポータブル感覚のプレーヤーをリビングに下ろしてレコードをかけていたのです。翌朝それを元に戻して針を下ろそうとすると、ヘッドが滑って行くのです。はてなと思ってよく見ると針が無くなっていました。(汗

運んだときに衝撃で外れたのでしょうか。お恥ずかしい限りです。

一時CDを再生してしのいでいたのですが、アナログがどうしても聴きたいと思い、テクニクスやべスタックスのプレーヤーを2,3度見に行ってました。

先日もそうしていたら、横にビクターの渋いプレーヤーがあるのが目に付きました。QL-Y44F というものでオーディオの足跡でその機種をあたってみたりしました。カートリッジがMC型なのが良いような、手間なような。

MC型カートリッジは広域が延び繊細な音が聴けるようなのですが、出力が小さいのでプレーヤーとアンプの間に昇圧トランスが必要とのことで。

やっぱり普通のMM型カートリッジのプレーヤーにしておこうかなどと考えていたそのとき、携帯にumekichiさんから電話が入りました。その間の事情などを話し、MC型は追加投資がかかると話してもらったのです。

「そうですよね」と同意しておきながら、通話が終わったあと QL-Y44F をレジに持って行ってしまいました。再生できるあてもなしに……。

QL-Y44F 仮設置QUIET KENNY 再生中MC cartridge


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